稲垣吾郎『うんこ漢字ドリル』に触発され30年前のトラウマを明かす

テレビ・ラジオで取り上げられた本

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 稲垣吾郎さん(43)が司会を務める読書バラエティー「ゴロウ・デラックス」(TBS系)に25日、『うんこ漢字ドリル』(文響社)の作者、古屋雄作さんが出演した。一見ふざけた教材に込められた古屋さんの熱い思いと、稲垣さんの「うんこ」にまつわるトラウマが明かされた。

■5カ月で274万部!

『うんこ漢字ドリル』は今年の3月に発売されて以来、現在274万部以上の大ヒットとなっている。小学1年生から6年生までに習う1006字の必修漢字にそれぞれ3つずつ、合計で3018個の例文が掲載されている。いずれの例文にも「うんこ」が使われており、その面白さから小学生に大人気だ。一例をあげると、

「合唱コンクールでうんこの歌を歌います。」
「こちらが国宝の版画『富士とうんことつる』です。」
「世界平和のためには、博愛の心とうんこが大切だ。」

など。この例文すべてを作ったのが古屋雄作さんだ。

 古屋さんは以前から「うんこ川柳」を作っており、それを本にしようと考えていた。しかし出版社との協議を重ねた結果、子ども向けの教育教材として出すことになった。古屋さんは大ヒットの感想を聞かれ、「自分の好きなことをやらせてもらったという感じなのですごく驚いてますね、この反響には」とコメントした。

■教材としてちゃんと使える

『うんこ漢字ドリル』の1ページ目では古屋さんが学習教材に「うんこ」を使った理由が語られている。「うんこ」は子どもにとって「気持ちが盛り上がる言葉で、魔法のような言葉」と述べ、勉強することが楽しくなるように「書き込むことが楽しくなる漢字ドリル」を目指したという。

 また古屋さんは本を作る際、漢字ドリルとしてちゃんと使え、教材として文句をつけられないようにしようという思いがあったと語る。漢字を書くためのマスも子どもに実際に試してもらい、書きやすい大きさに決めたという。また漢字の書き順や、書く方向を示す矢印なども表示されている。更に全ての例文は教育図書専門の編集プロダクションによる、コンプライアンスの観点からみたチェックがはいっているとも明かされた。

 番組では3018個のなかから古屋さんお気に入りの例文が3つ紹介された。

「うんこをもらした政治家の支持率が、なぜか上がった。」
「春らしい色のうんこだ。」
「花粉が入らないように、鼻のあなをうんこでふさいでおこう」

 これらはいずれも『うんこ漢字ドリル』の明るく楽しい世界観をあらわしており、「うんこ」に対する嫌悪感を抱かせないような配慮が行き届いている。

■稲垣さんのトラウマ体験

「うんこ」という単語が飛び交うなか稲垣さんが急に思い出したのは自身の「うんこ」にまつわるエピソードだった。稲垣さんは小学生のころ好きな女の子の家に遊びに行ったとき、トイレでそれをしたというのだ。しかしちょうどそのタイミングで断水が始まってしまい、それが流れなくなってしまった。女の子のお母さんには流さずそのままでいいから、と言われたものの「絶対見られるじゃないですか! 好きな女の子の家に“うんこ”を残してしまった。相当悲劇!」と自分の陥った悲惨な体験を告白した。『うんこ漢字ドリル』によって30年以上忘れていたトラウマが蘇った稲垣さんだった。

 稲垣さんは番組中終始楽しそうに笑っており、古屋さんに『うんこ漢字ドリル』に続き、他の教材も作って欲しいとリクエスト。古屋さんは「エンターテインメントと教育ってことで、(中略)これからも作っていきたいと思います」と意欲をみせていた。

ゴロウ・デラックス」はTBSにて毎週木曜日深夜0:58から放送中。次回の放送は8月31日。ゲストは光浦靖子さん。

BookBang編集部

Book Bang編集部
2017年8月26日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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