『応仁の乱』よりさらにマイナー『観応の擾乱』に注目集まる

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 8月29日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『死ぬほど読書』が獲得した。
 第2位は『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』。第3位は『孤独のすすめ 人生後半の生き方』となった。

 4位以下で注目は10位に初ランクインを果たした『観応の擾乱 室町幕府を二つに裂いた足利尊氏・直義兄弟の戦い』。観応の擾乱は室町時代草創期に起きた全国規模の内乱である。短期間でめまぐるしく形勢が変動するダイナミックな争いで、あまり有名ではないものの、あの「応仁の乱」よりもキャラが立っており、わかりやすく面白いと評判だ。著者の亀田俊和さんは擾乱が起こった背景や経緯、その後の歴史的な影響までも新解釈を交えながら丁寧に解説する。歴史の教科書で名前を聞いたことがある程度だったこの事件が室町幕府にとってどのような意味をもっていたのか、蒙が啓かれる一冊となっている。

■新書 ノンフィクションランキング

1位『死ぬほど読書』丹羽宇一郎[著](幻冬舎)

もし、あなたがよりよく生きたいと望むなら、「世の中には知らないことが無数にある」と自覚することだ。すると知的好奇心が芽生え、人生は俄然、面白くなる。自分の無知に気づくには、本がうってつけだ。ただし、読み方にはコツがある。「これは重要だ」と思った箇所は、線を引くなり付箋を貼るなりして、最後にノートに書き写す。ここまで実践して、はじめて本が自分の血肉となる。伊藤忠商事前会長、元中国大使でビジネス界きっての読書家が、本の選び方、読み方、活かし方、楽しみ方を縦横無尽に語り尽くす。(幻冬舎ウェブサイトより)

2位『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』河合雅司[著](講談社)

日本が人口減少社会にあることは「常識」。だが、その実態を正確に知る人はどのくらいいるだろうか? 人口減少に関する日々の変化というのは、極めてわずか。ゆえに人々を無関心にする。だが、それこそがこの問題の真の危機、「静かなる有事」である。書店には、人口減少・少子高齢社会の課題を論じた書物が数多く並ぶ。しかし、テーマを絞って論じるにとどまり、恐るべき日本の未来図を時系列に沿って、かつ体系的に解き明かす書物はこれまでなかった。(略)本書が、その画期的な役目を担おう。(講談社ウェブサイトより抜粋)

3位『孤独のすすめ 人生後半の生き方』五木寛之[著](中央公論新社)

元気な百歳老人、孫に囲まれる老後。本当にそれだけが幸せでしょうか?人生後半は十人十色。自分なりの豊かさを探す愉しみがあるはずです。人間は歳を重ね「成熟」し、「孤独」だからこそ豊かに生きられる。84歳の著者が体感し、実践する日々を豊かに楽しむ術。上手な人生の減速=シフトダウンのための必読書(中央公論新社ウェブサイトより)

4位『戦争と平和』百田尚樹[著](新潮社)

5位『儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇』ケント・ギルバート[著](講談社)

6位『定年後 50歳からの生き方、終わり方』楠木 新[著](中央公論新社)

7位『ついに「愛国心」のタブーから解き放たれる日本人』ケント・ギルバート[著](PHP研究所)

8位『「司馬遼太郎」で学ぶ日本史』磯田道史[著](NHK出版)

9位『発達障害』岩波 明[著](文藝春秋)

10位『観応の擾乱 室町幕府を二つに裂いた足利尊氏・直義兄弟の戦い』亀田俊和[著](中央公論新社)

■新書 ノベルスランキング

1位『第三次世界大戦(6) 香港革命』大石英司[著](中央公論新社)

2位『旭日、遥かなり(6)』横山信義[著](中央公論新社)

3位『BLEACH Can’t Fear Your Own World(1)』成田良悟[小説]久保帯人[原作](集英社)

4位『新生・帝国海空軍(1) 必勝! 対米電撃戦』原 俊雄[著](電波社)

5位『僕のヒーローアカデミア(2) 雄英白書』堀越耕平[原作]誉司アンリ[小説](集英社)

6位『伯爵様の花嫁選び』あさぎり夕[著](リブレ)

7位『僕のヒーローアカデミア(1) 雄英白書』堀越耕平[原作]誉司アンリ[小説](集英社)

8位『映画ノベライズ 銀魂』田中 創[小説]空知英秋[原作]福田雄一[脚本](集英社)

9位『ハイキュー!! ショーセツバン!!(8)』古舘春一[原作]星希代子[著](集英社)

10位『十津川警部 日本遺産からの死の便り』西村京太郎[著](徳間書店)

〈新書 ノンフィクション/新書 ノベルス ランキング 8月29日トーハン調べ〉

Book Bang編集部

Book Bang編集部
2017年9月2日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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