俳優の平野良さん、藤原祐規さんたちが出演するミュージカル「しゃばけ」弐 ~空のビードロ・畳紙~(2017年9月2日~10日、東京新宿 紀伊國屋ホール)。公演初日に行われたゲネプロで、キャストたちが本作にかける熱い想いを語った。
原作の「しゃばけ」シリーズは、累計772万部を超える大人気のファンタジー時代小説。これまで16作品が刊行され、テレビドラマや舞台、ラジオドラマ化されている。第2弾となる今回のミュージカルは、今年1月の第1弾からわずか7カ月あまりでの上演となる。
「しゃばけ」の舞台は江戸時代。主人公の一太郎(通称若だんな)は大店の一人息子で、とても身体が弱い。若だんなを守るのは、手代の佐助と仁吉。実はこの2人、犬神、白沢という妖(あやかし)であった。病弱な若だんなは2人をはじめとする妖に助けられながら、江戸で起きる数々の難事件を解決してゆく――。
今回は、「空のビードロ」「畳紙」の2作上演となり、それぞれ『ぬしさまへ』『おまけのこ』に所収されている。
「空のビードロ」は若だんなの弟の松之助が、「畳紙」は妖の屏風のぞきが主人公の作品だ。松之助は平野良さん、屏風のぞきは藤原祐規さん、佐助は滝川英治さん、若だんなは植田圭輔さん(声の出演)が演じる。
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シリーズ初参加となる平野さんは、「時代は違えど、人の心にある悩みやとじこめている感情が題材になっていて、観たあとに晴れやかな気分に、その人の人生が変わる作品だと思います」とにこやかに語った。
前作から出演する藤原さんは、「屏風のぞきはとてもかわいらしい役なので、僕の想う屏風のぞきのかわいらしさを追求した結果、第2弾でなんとメインになることになりまして……。原作を読んだら、とっても綺麗なお話だったので、これはがんばらないといけないなと。原作の綺麗で、素敵なところをお客様に伝えられるよう、千秋楽までがんばります」と原作の魅力と意気込みを話した。
今回、佐助の相棒である仁吉が登場しないが、佐助役の滝川英治さんは、「妖代表として色々背負いながら、がんばっていかないといけない」と語り、リーダーとしての責任感を感じさせた。
上演される紀伊國屋ホールが入っている、紀伊國屋書店新宿本店では、「しゃばけ」シリーズのフェアも展開されている。「しゃばけ」関連書籍を購入すると、ミュージカル「しゃばけ」弐特製残暑お見舞いポストカード2枚セットがプレゼントされる。
ミュージカル「しゃばけ」弐は、紀伊國屋ホールにて2017年9月10日(日)まで公演。
ミュージカル「しゃばけ」公式ホームページ
http://www.clie.asia/shabamu/
「しゃばけ」シリーズ公式ホームページ「バーチャル長崎屋」
http://www.shinchosha.co.jp/shabake/
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