宮部みゆき 作家生活三十周年記念作品が初登場1位に 「21世紀最強のサイコ&ミステリー」

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 9月5日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、単行本 文芸書第1位は『この世の春(上・下)』が獲得した。
 第2位は『コーヒーが冷めないうちに』。第3位は『異世界ゆるり紀行(2)子育てしながら冒険者します』となった。

 今週初登場1位の『この世の春(上・下)』は宮部みゆきさんのデビュー三十周年記念となった作品だ。江戸時代を舞台にした時代小説だが、現代ミステリで扱われるようなテーマをかけ合わせた意欲作となっている。ある藩で起こった政変から物語は始まる。藩主が心を病み強制的に隠居させられたのだ。その原因は死者の魂を呼び出す一族を滅ぼしたことによる怨念なのか? ミステリ評論家の千街晶之さんは、

《「江戸時代の人間ならこのような時にどう考え、どう行動するか」が極めて自然かつリアルに再現されている点が本書の特色であり、最大の読みどころと言えるだろう。『模倣犯』『楽園』等の現代物で悪の追求を絡めてサイコキラーを登場させた宮部だが、本作はこの流れを一歩押し進めたものと断言できよう。》

と評している。

https://www.bookbang.jp/review/article/537381

 またBookBangでは宮部みゆきさんの作家生活三十周年を記念し、単行本未収録エッセイや書評、インタビューや対談の掲載に加え、編集者が選ぶ「宮部みゆきのこの短篇がスゴイ!」企画も行われている。

https://www.bookbang.jp/?s=宮部みゆき

1位『この世の春(上・下)』宮部みゆき[著](新潮社)

それは亡者たちの声? それとも心の扉が軋む音? 正体不明の悪意が怪しい囁きと化して、かけがえのない人々を蝕み始めていた。目鼻を持たぬ仮面に怯え続ける青年は、恐怖の果てにひとりの少年をつくった。悪が幾重にも憑依した一族の救世主に、この少年はなりうるのか――。21世紀最強のサイコ&ミステリー、ここに降臨!(新潮社ウェブサイトより)

2位『コーヒーが冷めないうちに』川口俊和[著](サンマーク出版)

お願いします、あの日に戻らせてください――。過去に戻れる喫茶店で起こった、心温まる4つの奇跡。(サンマーク出版ウェブサイトより)

3位『異世界ゆるり紀行(2)子育てしながら冒険者します』水無月静琉[著](アルファポリス発行/星雲社発売)

累計4万部! 子連れ冒険者の異世界のんびりファンタジー、第2章! 神様のミスによって命を落とし、転生したタクミ。森の中で双子のアレンとエレナを保護した彼は、冒険者として生活を始めた。港街に向かう途中、浜辺に立ち寄ったタクミは、そこで人魚のミレーナと出会う。困っている彼女を助けるため、タクミ達は海底にある人魚の里に向かい、問題をさくっと解決。お礼として歓待を受け、そこに滞在することになった。初めての海の風景に、アレンとエレナは興味津々。海底散歩や海の迷宮攻略など、タクミ達は海の世界を楽しみ尽くす!(アルファポリスウェブサイトより)

4位『月の満ち欠け』佐藤正午[著](岩波書店)

5位『騙し絵の牙』塩田武士[著]大泉洋[写真(モデル)](KADOKAWA)

6位『AX アックス』伊坂幸太郎[著](KADOKAWA)

7位『影裏』沼田真佑[著](文藝春秋)

8位『アラフォー賢者の異世界生活日記(4)』寿安清[著](KADOKAWA)

9位『THE NEW GATE(10)温もりに凍えて』風波しのぎ[著](アルファポリス発行/星雲社発売)

10位『さようなら竜生、こんにちは人生(10)』永島ひろあき[著](アルファポリス発行/星雲社発売)

〈単行本 文芸書ランキング 9月5日トーハン調べ〉

BookBang編集部

Book Bang編集部
2017年9月9日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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