伊坂幸太郎『ラッシュライフ』を彷彿とさせる長編ミステリー『ホワイトラビット』が初登場

ニュース

2
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 9月26日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、単行本 文芸書第1位は『マスカレード・ナイト』が獲得した。
 第2位は『ホワイトラビット』。第3位は『異世界はスマートフォンとともに。(10)』となった。

 2位の『ホワイトラビット』は伊坂幸太郎さんによる描き下ろし長編ミステリー。仙台で起こった人質立てこもり事件に伊坂作品ではおなじみの「黒澤」が巻き込まれてしまう。犯人の予想外の要求に加え、黒澤の策略、家族の思い、警察の思惑、様々な要素が混ざりあい、事件は二転三転。伊坂作品らしい軽妙洒脱な会話も冴え渡る快作だ。伊坂さんは刊行記念インタビューで「読み心地がよく、楽しくて、ミステリー感がある、エンタメらしいエンタメを書きましょう! という話になって」と着想のきっかけを語る。またこれまでの作品では『ラッシュライフ』に近いと語り、「今もこういうミステリーを書こうと思えば書けるんだよ、と示すことはできたんじゃないかな」と今作の出来栄えに胸を張っている。10位にランクインした『AX アックス』も伊坂作品。こちらは殺し屋を題材にした連作短編集。

伊坂幸太郎インタビュー『ホワイトラビット』刊行記念
https://www.bookbang.jp/review/article/538832

1位『マスカレード・ナイト』東野圭吾[著](集英社)

若い女性が殺害された不可解な事件。警視庁に届いた一通の密告状。犯人は、コルテシア東京のカウントダウンパーティに姿を現す!? あのホテルウーマンと刑事のコンビ、再び――。(集英社ウェブサイトより)

2位『ホワイトラビット』伊坂幸太郎[著](新潮社)

仙台の住宅街で発生した人質立てこもり事件。SITが出動するも、逃亡不可能な状況下、予想外の要求が炸裂する。息子への、妻への、娘への、オリオン座への(?)愛が交錯し、事態は思わぬ方向に転がっていく――。「白兎(しろうさぎ)事件」の全貌を知ることができるのはあなただけ! 伊坂作品初心者から上級者まで没頭度MAX! あの泥棒も登場します。(新潮社ウェブサイトより)

3位『異世界はスマートフォンとともに。(10)』冬原パトラ[著](ホビージャパン)

春を迎えたブリュンヒルド公国。各国の王たちが集まる花見の最中に桜の記憶がついに蘇る。それは魔王が治める魔王国ゼノアスでの波乱の幕開けだった。そして、ついに最後のバビロンの遺跡を発見した冬夜は、そこである意味起こしてはいけないあの人を復活させることに――大人気異世界ほのぼのファンタジー第10巻(ホビージャパンウェブサイトより)

4位『アナログ』ビートたけし[著](新潮社)

5位『この世の春(上・下)』宮部みゆき[著](新潮社)

6位『裏切りのホワイトカード 池袋ウエストゲートパーク(13)』石田衣良[著](文藝春秋)

7位『神達に拾われた男(1)』Roy[著](ホビージャパン)

8位『コーヒーが冷めないうちに』川口俊和[著](サンマーク出版)

9位『草笛物語』葉室 麟[著](祥伝社)

10位『AX アックス』伊坂幸太郎[著](KADOKAWA)

〈単行本 文芸書ランキング 9月26日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2017年9月30日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

  • このエントリーをはてなブックマークに追加