NHK「家族に乾杯」など各局で番組を持ち、老若男女に愛される「国民的芸人」の人生哲学に気鋭のライターが迫った。数々の武勇伝に彩られた生い立ちや修業時代、家族、大物たちとの交遊、番組作りの秘話などを膨大な資料、過去の発言などから紹介する。
鶴瓶のバイタリティーの源を著者は「スケベ」と分析する。貪欲、純粋に目の前の人や物を愛することだ。誰にでも心を開き、「普通の人」の感覚を忘れず、日々勉強する姿勢…。
「芸能人の本懐」を胸に抱き、運と縁を引き寄せる鶴瓶の生き方。著者が“最強”というのも納得だ。(新潮新書・820円+税)
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2017年10月1日 掲載
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