70歳ビートたけしが止まらない 恋愛小説が10万部突破、映画は1位、新書も好調

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恋愛小説、映画、新書と大活躍のビートたけし (C)窪田誠

 10月17日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、単行本 文芸書第1位は『マスカレード・ナイト』が獲得した。
 第2位は『オーバーロード (12) 聖王国の聖騎士(上)』。第3位は『アナログ』となった。

 3位の『アナログ』はビートたけしさんが70歳にして挑んだ初の恋愛小説。連絡先も知らないままに愛を育む「アナログ」な男女の様子が描かれ、発売3週間で10万部を突破している。映画監督としてのたけしさんは7日に最新監督作『アウトレイジ 最終章』が公開された。こちらは公開初週の土日で動員25万人、3億5200万円の興行収入をあげ1位を獲得している(興行通信社調べ)。また14日には新書『バカ論』も発売された。同書は世の中の「バカ」を肴に毒舌全開で語り尽くした人生論となっている。こちらも来週には新書ランキングで上位を獲得するとみられており、実現すれば文学・映画・新書と3つのジャンルで上位に食い込む快挙となるだろう。ビートたけしの活躍は70歳になってもまったく留まるところを知らない。

1位『マスカレード・ナイト』東野圭吾[著](集英社)

若い女性が殺害された不可解な事件。警視庁に届いた一通の密告状。犯人は、コルテシア東京のカウントダウンパーティに姿を現す!? あのホテルウーマンと刑事のコンビ、再び――。(集英社ウェブサイトより)

2位『オーバーロード (12) 聖王国の聖騎士(上)』丸山くがね[著](KADOKAWA)

巨大な城壁を擁し、長く平和を誇った聖王国を亜人連合軍が突如、襲撃。連合軍の総大将は魔皇ヤルダバオト。残忍冷酷な魔皇によって聖王国は国崩壊の危機に直面する。苦難の民を救うため解放軍が救いを求めたのは聖王国にとって不倶戴天の敵であるアンデッドを王に戴く魔導国。アインズ・ウール・ゴウン魔導王に導かれ聖王国は魔皇ヤルダバオトの討伐に乗りだす。(KADOKAWAウェブサイトより)

3位『アナログ』ビートたけし[著](新潮社)

「お互いに会いたいという気持ちがあれば、絶対に会えますよ」すべてがデジタル化する世界で悟とみゆきが交わした、たったひとつの不器用な約束。素性も連絡先も知らないまま、なぜか強烈に惹かれあう二人の、「アナログ」な関係が始まった。いまや成立しがたい男女のあり方を描き、”誰かを大切にする”とは何かを問いかける渾身の長編。(新潮社ウェブサイトより)

4位『蜘蛛ですが、なにか?(7)』馬場 翁[著](KADOKAWA)

5位『陸王』池井戸潤[著](集英社)

6位『ホワイトラビット』伊坂幸太郎[著](新潮社)

7位『最強の鑑定士って誰のこと?(2)満腹ごはんで異世界生活』港瀬つかさ[著](KADOKAWA)

8位『コーヒーが冷めないうちに』川口俊和[著](サンマーク出版)

9位『琥珀の夢 小説 鳥井信治郎(上・下)』伊集院静[著](集英社)

10位『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』汐見夏衛[著](スターツ出版)

〈単行本 文芸書ランキング 10月17日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2017年10月21日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

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