セカオワSaoriの初小説は「あのバンド」の結成前夜を描いた 執筆のきっかけはFukaseのひとこと

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 10月31日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、単行本 文芸書第1位は『マスカレード・ナイト』が獲得した。
 第2位は『陸王』。第3位は『ふたご』となった。

 3位の『ふたご』は人気バンド・SEKAI NO OWARIのSaoriこと藤崎彩織さんの初小説。構想5年の青春小説となっている。主人公はピアノだけが友達だった少女。型破りで感受性の強い少年と出会い、バンドに誘われる。とあるバンドの結成前夜を描いた物語だ。発売日の10月28日TBS系バラエティ番組「王様のブランチ」に出演したSaoriさんは、同作を書くきっかけとなったのは同バンドのボーカルFukaseさんから小説執筆を勧められたことだったと語った。「そんなの無理」と断ろうとするSaoriさんにFukaseさんは、「書いたことがないんだったら、何で無理ってわかるんだよ」と背中を押したという。

1位『マスカレード・ナイト』東野圭吾[著](集英社)

若い女性が殺害された不可解な事件。警視庁に届いた一通の密告状。犯人は、コルテシア東京のカウントダウンパーティに姿を現す!? あのホテルウーマンと刑事のコンビ、再び――。(集英社ウェブサイトより)

2位『陸王』池井戸潤[著](集英社)

勝利を、信じろ――。足袋作り百年の老舗が、ランニングシューズに挑む。埼玉県行田市にある「こはぜ屋」は、百年の歴史を有する老舗足袋業者だ。といっても、その実態は従業員二十名の零細企業で、業績はジリ貧。社長の宮沢は、銀行から融資を引き出すのにも苦労する日々を送っていた。そんなある日、宮沢はふとしたことから新たな事業計画を思いつく。長年培ってきた足袋業者のノウハウを生かしたランニングシューズを開発してはどうか。社内にプロジェクトチームを立ち上げ、開発に着手する宮沢。しかし、その前には様々な障壁が立ちはだかる。資金難、素材探し、困難を極めるソール(靴底)開発、大手シューズメーカーの妨害――。チームワーク、ものづくりへの情熱、そして仲間との熱い結びつきで難局に立ち向かっていく零細企業・こはぜ屋。はたして、彼らに未来はあるのか?(集英社ウェブサイトより)

3位『ふたご』藤崎彩織[著](文藝春秋)

大切な人を大切にすることが、こんなに苦しいなんて――。彼は私の人生の破壊者であり想造者だった。異彩の少年に導かれた少女。その苦悩の先に見つけた確かな光。執筆に5年の月日を費やした、SEKAI NO OWARI Saoriによる初小説、ついに刊行!(文藝春秋ウェブサイトより)

4位『居酒屋ぼったくり(8)』秋川滝美[著](アルファポリス発行/星雲社発売)

5位『僕はロボットごしの君に恋をする』山田悠介[著](河出書房新社)

6位『キラキラ共和国』小川糸[著](幻冬舎)

7位『オーバーロード(12) 聖王国の聖騎士(上)』丸山くがね[著](KADOKAWA)

8位『アナログ』ビートたけし[著](新潮社)

9位『コーヒーが冷めないうちに』川口俊和[著](サンマーク出版)

10位『無職転生 異世界行ったら本気だす(16)』理不尽な孫の手[著](KADOKAWA)

〈単行本 文芸書ランキング 10月31日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2017年11月4日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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