大人が「ドラ泣き」する大長編「ドラえもん」 稲垣吾郎はなんにもできない「のび太」に共感[ゴロウ・デラックス]

テレビ・ラジオで取り上げられた本

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 稲垣吾郎さん(43)が司会を務める読書バラエティー「ゴロウ・デラックス」(TBS系)に26日、漫画家のむぎわらしんたろうさん(49)が出演した。藤子・F・不二雄先生のもとでアシスタントをしていたむぎわらさんが「ドラえもん」の制作秘話を明かした。

■藤子・F・不二雄最後の弟子登場

 この日の課題図書は『ドラえもん物語~藤子・F・不二雄先生の背中~』(小学館)。ドラえもんが大好きで藤子プロのアシスタントになったむぎわらさんが、F先生との感動秘話を明かした作品だ。少年誌『月刊コロコロコミック』2017年5・6月号に連載された当時、大人が「泣ける」と大反響を呼び、単行本化された。また貴重な写真や新エピソードも収録され、ファン垂涎の一冊となっている。

 むぎわらさんは1988年からアシスタントを努めていた藤子・F・不二雄最後の弟子だ。子供の頃から「ドラえもん」が大好きで、藤子不二雄に憧れ漫画家を目指し、1987年12月藤子不二雄賞を受賞した。しかしその直後88年1月に藤子不二雄はコンビを解消し、藤子・F・不二雄(藤本弘)と藤子不二雄A(安孫子素雄)に別れてしまう。むぎわらさんに転機が訪れたのはその直後だった。F先生の立ち上げた漫画制作会社藤子プロでのアシスタントをF先生本人から直接頼まれ、当時通っていた専門学校中退し、藤子プロに入社したという。

 むぎわらさんは藤子プロに入社した当初、背景を担当していたが「細かくは教えてもらえなかった」という。背景を過去の連載と同じにするために、野比家、しずかちゃんの家、ジャイアンの家などの間取りを、過去の作品から探してスクラップ帳に保存し、資料として使っていたと解説した。しかし時代の変化とともに漫画に登場する家電や家具にも変化が訪れる。黒電話がプッシュホンの電話になるなどの変更のタイミングは「F先生の自宅の変化に合わせていた」と明かした。

 稲垣さんは眼鏡をかけたむぎわらさんの風貌を「のび太くんの将来に……」と指摘すると、むぎわらさんも「よく言われます」と笑う。そんな稲垣さんだが自分も番組アシスタントの外山惠理アナウンサーから「ドラえもん演るならのび太くんですよね」と言われ、「僕はずっとそう思ってたよ。スネオでもない。ジャイアンでもないし、出来杉君でもないし。なんにも自分じゃできないし」とのび太気質であることを告白していた。

■貴重な資料が満載のミュージアム

 この日の撮影は神奈川県川崎市にある藤子・F・不二雄ミュージアムで行われた。ミュージアムでは現在「ドラえもん×コロコロコミック40周年展」(2018年1月15日まで)が行われている。映画としても公開されている「大長編ドラえもん」シリーズの貴重な原画などが多数公開されている。稲垣さんは水彩絵の具で塗られた原画に「ぬくもりがありますね」と感動した様子。

 また大長編ドラえもんシリーズでも名作として知られる『のび太の大魔境』には「でたー『のび太の大魔境』! 僕映画館行きましたよ」と大興奮。映画ではきまって優しくなるジャイアンのシーンには「あっー!」と声をあげ思い出の作品の原画を楽しんでいた。

 ミュージアムにはこの他にもF先生が実際に使っていた机や資料も公開されている。また等身大ドラえもんやおなじみの土管など楽しい遊具も揃っている。

■大切な番組

 この回の「ゴロウ・デラックス」は稲垣さんが、草なぎ剛さん(43)、香取慎吾さん(40)らと出演したAbemaTVの生放送番組『稲垣・草なぎ・香取 3人でインターネットはじめます「72時間ホンネテレビ」』(2日午後9時より)と同時間帯の放送だった。「72時間ホンネテレビ」では「ゴロウ・デラックス」が始まる数分前に稲垣さんは退出し、いわゆる「裏かぶり」を避けた。その際稲垣さんは「ゴロウ・デラックス」を「大切な番組なんで」と説明し他のゲストから理解を得ていた。

 「ゴロウ・デラックス」はTBSにて毎週木曜日深夜0:58から放送中。次回の放送は11月9日。課題図書は次回も引き続き『ドラえもん物語』。

Book Bang編集部
2017年11月4日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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