多部未華子主演でドラマ化された『ツバキ文具店』 続編『キラキラ共和国』にもドラマ化待望論

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 11月7日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、単行本 文芸書第1位は『陸王』が獲得した。
 第2位は『マスカレード・ナイト』。第3位は『ふたご』となった。

 4位以下で注目は5位にランクインした『キラキラ共和国』。2017年本屋大賞にノミネートされたベストセラー『ツバキ文具店』(幻冬舎)の続編だ。主人公は鎌倉の代書屋「ツバキ文具点」を継いだ鳩子。祖母の仕事を継いだ鳩子がさまざまな代書の依頼に応えていく。鎌倉ガイドとしても楽しめる一冊だ。2017年春NHK総合でドラマ化され、鳩子は多部未華子さんが演じていた。今作では結婚し母となった鳩子の成長も描かれる。ドラマ終了から約半年での続編発売を受け、ウェブ上には早くも続編のドラマ化を望む声が多数見受けられる。

 11月12日(日)に『キラキラ共和国』刊行を記念し、小川糸さんのサイン会が京都市のふたば書房御池ゼスト店で行われる。詳細はふたば書房ウェブサイトまで。
http://www.books-futaba.co.jp/

1位『陸王』池井戸潤[著](集英社)

勝利を、信じろ――。足袋作り百年の老舗が、ランニングシューズに挑む。埼玉県行田市にある「こはぜ屋」は、百年の歴史を有する老舗足袋業者だ。といっても、その実態は従業員二十名の零細企業で、業績はジリ貧。社長の宮沢は、銀行から融資を引き出すのにも苦労する日々を送っていた。そんなある日、宮沢はふとしたことから新たな事業計画を思いつく。長年培ってきた足袋業者のノウハウを生かしたランニングシューズを開発してはどうか。社内にプロジェクトチームを立ち上げ、開発に着手する宮沢。しかし、その前には様々な障壁が立ちはだかる。資金難、素材探し、困難を極めるソール(靴底)開発、大手シューズメーカーの妨害――。チームワーク、ものづくりへの情熱、そして仲間との熱い結びつきで難局に立ち向かっていく零細企業・こはぜ屋。はたして、彼らに未来はあるのか?(集英社ウェブサイトより)

2位『マスカレード・ナイト』東野圭吾[著](集英社)

若い女性が殺害された不可解な事件。警視庁に届いた一通の密告状。犯人は、コルテシア東京のカウントダウンパーティに姿を現す!? あのホテルウーマンと刑事のコンビ、再び――。(集英社ウェブサイトより)

3位『ふたご』藤崎彩織[著](文藝春秋)

大切な人を大切にすることが、こんなに苦しいなんて――。彼は私の人生の破壊者であり想造者だった。異彩の少年に導かれた少女。その苦悩の先に見つけた確かな光。執筆に5年の月日を費やした、SEKAI NO OWARI Saoriによる初小説、ついに刊行!(文藝春秋ウェブサイトより)

4位『僕はロボットごしの君に恋をする』山田悠介[著](河出書房新社)

5位『キラキラ共和国』小川糸[著](幻冬舎)

6位『アナログ』ビートたけし[著](新潮社)

7位『居酒屋ぼったくり(8)』秋川滝美[著](アルファポリス発行/星雲社発売)

8位『オーバーロード(12) 聖王国の聖騎士(上)』丸山くがね[著](KADOKAWA)

9位『異世界のんびり農家(1)』内藤騎之介[著](KADOKAWA)

10位『賢者の弟子を名乗る賢者(8)』りゅうせんひろつぐ[著](マイクロマガジン社)

〈単行本 文芸書ランキング 11月7日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2017年11月11日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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