【手帖】「明治の50冊」選定 ご意見お寄せください

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 コピーライターの糸井重里さんが代表を務める「ほぼ日」からメールが届いた。

 来年1月から「ほぼ日の学校」を開校するという。何の学校かというと、それは古典。糸井さんは言う。「機能とか損得とか数字とか、目に見えることばかりじゃなく、もっと内臓に染み渡るようなものが欲しい。昔の人が残したさまざまな古典を、あらためて学べる『学校』があれば、自分が誰よりそこで学びたい。だから、ぼくも生徒の席に座っていようと思います」

 校長の河野通和さんは「古典の魂を全身で受けとめ、そこから生きる力と勇気を得ていただければと願います」と受講を呼びかける。河野さんは「中央公論」や「考える人」の編集長を務めた人である。

 問い合わせは電子メールで。postman@1101.com

 メールを読みながら「ここにも同志がいた」と思わず叫んでしまった。わが文化部でも明治150年となる来年から「明治の50冊」(仮題)という連載を文化面で始める。明治時代に刊行された書籍の中から50冊を選び、毎週1冊ずつ紹介する予定だ。糸井さんが言うように日本人の「内臓に染み渡るような」連載にしたいと考えている。

 そこでお願いがあります。50冊の選定にあたり、読者の方々のご意見をお聞かせください。取り上げるべき1冊とその理由、氏名、年齢、住所、電話番号を書き、はがきは〒100-8078産経新聞文化部「明治の50冊」係、FAXは03・3242・1756、電子メールはt-hen-bunka@sankei.co.jpへお寄せください。締め切りは11月30日(必着)。ご意見をお寄せいただいた方の中から抽選で5人に図書券2000円分を進呈します。アンケート結果と当選者は、12月中に文化面に掲載します。(桑原聡)

産経新聞
2017年11月12日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

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