宮部みゆき『悲嘆の門』が文庫化 『英雄の書』に続く長編小説

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宮部みゆき『悲嘆の門』
宮部みゆき『悲嘆の門』

 宮部みゆきの小説『悲嘆の門』の文庫版が12月に発売される。単行本は上下巻で刊行されたており、文庫版では上・中・下の3冊が刊行される。

 2013年から2014年にかけて毎日新聞出版発行の週刊誌「サンデー毎日」で連載された『悲嘆の門』は、2009年に書籍化された『英雄の書』と同じ世界設定となっているファンタジー作品。

 著者の宮部みゆきは、1960年東京生れ。1987年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、小説家デビュー。1989年『魔術はささやく』で日本推理サスペンス大賞を受賞。1992年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞を受賞。1993年『火車』で山本周五郎賞を受賞。1997年『蒲生邸事件』で日本SF大賞を受賞。1999年には『理由』で直木賞を受賞。2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞、2002年には司馬遼太郎賞、芸術選奨文部科学大臣賞(文学部門)を受賞。2007年『名もなき毒』で吉川英治文学賞を受賞した。他の作品に『ぼんくら』『楽園』『小暮写眞館』『ソロモンの偽証』『ペテロの葬列』『荒神』『ヨーレのクマー』などがある。

2017年11月14日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです
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