池上彰が聞く『95歳まで生きるのは幸せですか?』瀬戸内寂聴が語る「老いのレッスン」
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池上彰さん
11月14日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』が獲得した。
第2位は『バカ論』。第3位は『日本史の内幕 戦国女性の素顔から幕末・近代の謎まで』となった。
4位以下で注目は10位にランクインした『95歳まで生きるのは幸せですか?』。池上彰さんが95歳の作家瀬戸内寂聴さんに「老後の心構え」を聞いた一冊。瀬戸内さんは「老後」と呼ばれるほど長生きできたとしたら、生きているだけで儲けものと語り、老人らしく生きる必要はない、自分らしく生きようと説く。「老い方のレッスン」と謳う一冊だ。
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- 95歳まで生きるのは幸せですか?
- 価格:946円(税込)
今回のランキングには『95歳まで生きるのは幸せですか?』だけではなく、1位の『未来の年表』に4位の『孤独のすすめ』、9位の『定年後 50歳からの生き方、終わり方』と4冊が「老後」や「この先の日本での暮らし方」をテーマとした本がランクインしている。超高齢化社会を迎えた日本を如実に表すランキングとなった。
■新書 ノンフィクションランキング
1位『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』河合雅司[著](講談社)
日本が人口減少社会にあることは「常識」。だが、その実態を正確に知る人はどのくらいいるだろうか? 人口減少に関する日々の変化というのは、極めてわずか。ゆえに人々を無関心にする。だが、それこそがこの問題の真の危機、「静かなる有事」である。書店には、人口減少・少子高齢社会の課題を論じた書物が数多く並ぶ。しかし、テーマを絞って論じるにとどまり、恐るべき日本の未来図を時系列に沿って、かつ体系的に解き明かす書物はこれまでなかった。(略)本書が、その画期的な役目を担おう。(講談社ウェブサイトより抜粋)
2位『バカ論』ビートたけし[著](新潮社)
相変わらずバカがのさばる世の中だけど、これ以上、黙って見ているのはゴメンだね――。「男女の関係はあったのか?」なんて間抜けなことを聞く芸能レポーター、「この責任をどう取るつもりか」と偉そうに語るコメンテイター、「やりたい仕事が見つからない」と口先で嘆くだけの若者……。迷惑なバカから笑えるバカ、愛すべきバカまで、バカを肴に芸論や人生論を語り尽くす。原点回帰の毒舌全開、ビートたけしの「バカ論」!(新潮社ウェブサイトより)
3位『日本史の内幕 戦国女性の素顔から幕末・近代の謎まで』磯田道史[著](中央公論新社)
西郷隆盛の性格は、書状からみえる。豊臣秀頼の父親は本当に秀吉なのか。著者が原本を発見した龍馬の手紙の中身とは。司馬遼太郎と伝説の儒学者には奇縁があった――日本史にはたくさんの謎が潜んでいる。著者は全国各地で古文書を発見・解読し、真相へと分け入ってゆく。歴史の「本当の姿」は、古文書の中からしかみえてこない。小説や教科書ではわからない、日本史の面白さ、魅力がここにある!(中央公論新社ウェブサイトより)
4位『孤独のすすめ 人生後半の生き方』五木寛之[著](中央公論新社)
5位『世界一美味しい煮卵の作り方 家メシ食堂 ひとりぶん100レシピ』はらぺこグリズリー[著](光文社)
6位『「司馬遼太郎」で学ぶ日本史』磯田道史[著](NHK出版)
7位『逆襲される文明 日本人へ(4)』塩野七生[著](文藝春秋)
8位『ハーバード日本史教室』佐藤智恵[著](中央公論新社)
9位『定年後 50歳からの生き方、終わり方』楠木 新[著](中央公論新社)
10位『95歳まで生きるのは幸せですか?』瀬戸内寂聴[著]池上 彰[著](PHP研究所)
■新書 ノベルスランキング
1位『ONE PIECE novel 麦わらストーリーズ』大崎知仁[小説]尾田栄一郎[原作](集英社)
2位『月神の愛でる花 巡逢の稀人』朝霞月子[著](幻冬舎コミックス発行/幻冬舎発売)
3位『QED~ortus~白山の頻闇』高田崇史[著](講談社)
4位『継続捜査ゼミ』今野 敏[著](講談社)
5位『十津川警部 日本遺産殺人ルート』西村京太郎[著](徳間書店)
6位『十二大戦』西尾維新[小説]中村 光[画](集英社)
7位『子育てしたいと言われても』秀香穂里[著](笠倉出版社)
8位『十津川警部 山手線の恋人』西村京太郎[著](講談社)
9位『ブラッククローバー 騎士団の書』ジョニー音田[小説]田畠裕基[原作](集英社)
10位『溺愛貴族の許嫁』妃川 螢[著](幻冬舎コミックス発行/幻冬舎発売)
〈新書 ノンフィクション/新書 ノベルス ランキング 11月14日トーハン調べ〉
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