カズオ・イシグロや村上春樹を含む作家9名のインタビュー集の再版が決定

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 アメリカ文学研究者で翻訳家の柴田元幸による『ナイン・インタビューズ 柴田元幸と9人の作家たち』(アルク)が、本日24日に再版された。

『ナイン・インタビューズ』は、柴田が1998年から2003年にかけて9人の現代作家に小説作法や作品の世界観について聞いたインタビュー集。ポール・オースターやリチャード・パワーズ、レベッカ・ブラウン、スチュアート・ダイベック、T・R・ピアソン、アート・スピーゲルマン、シリ・ハストヴェット、村上春樹、そして今年ノーベル賞を受賞したカズオ・イシグロとのインタビューを収録している。また、CDが付属されており、作家たちの肉声を聞くことができる(村上春樹のインタビューはCD未収録)。

 インタビューを編集・翻訳した柴田は、1954年東京生まれ。ポール・オースターやチャールズ・ブコウスキー、リチャード・パワーズ、レベッカ・ブラウンをはじめ、アメリカ文学の翻訳を数多く手掛ける。2013年に文芸誌「MONKEY」(スイッチ・パブリッシング)を創刊。『アメリカン・ナルシス』(東京大学出版会)でサントリー学芸賞、『ふつうに学校にいくふつうの日』で第11回日本絵本賞翻訳絵本賞、『メイスン&ディクスン』(上・下、新潮社)で日本翻訳文化賞、2017年には翻訳文化への貢献が認められ第6回早稲田大学坪内逍遥大賞を受賞している。

2017年11月24日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです
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