『世界の国鳥』水野久美文、アフロ写真

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『世界の国鳥』水野久美文、アフロ写真

[レビュアー] 産経新聞社

 国を代表、象徴する国鳥。選定機関もさまざまで、最初に制定したアメリカのハクトウワシは1782年に議会で、イギリスのヨーロッパコマドリは国民の人気投票で、日本のキジは1947年に日本鳥学会が選んだとか。

 神聖な飾り羽が特徴のインドクジャク(インド)、世界最大の翼を持つアンデスコンドル(エクアドル)、神話で女神の使いとされるコキンメフクロウ(ギリシャ)…。世界36カ国の国鳥を厳選し、由来や生態を解説、自然環境、観察方法などのプチガイドも。

 美しく可憐(かれん)な、あるいは迫力ある写真にとにかく目を奪われる。(青幻舎・1600円+税)

産経新聞
2017年11月26日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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