本日12月7日(木)に発売された文芸誌「新潮 2018年1月号」で矢作俊彦の新連載「ビッグ・スヌーズ」がスタートした。
本作は神奈川県警刑事・二村永爾を主人公にしたシリーズの新章となる。警官を辞めて四年になる二村が、戦後史の「地下」に生きてきた老婦人からの依頼をきっかけに物語が始まる。
二村永爾を主人公にしたシリーズ第1弾は、1978年刊行の『リンゴォ・キッドの休日』となり、以後『真夜中へもう一歩』『ロング・グッドバイ』『フィルムノワール/黒色影片』と続いている。
著者の矢作俊彦は、1950年横浜生まれ。1967年に漫画家デビューを果たし、ダディ・グース名義で活動するかたわら、1972年『抱きしめたい』で小説家デビュー。1977年に長編小説『マイク・ハマーへ伝言』を上梓。1980年に大友克洋との共作『気分はもう戦争』が漫画アクションで連載を開始する。1983年には司城志朗との共作『暗闇にノーサイド』で第10回角川小説賞を受賞。その後、1997年に『あ・じゃ・ぱん!』で第8回Bunkamuraドゥマゴ文学賞、2004年に『ららら科學の子』で第17回三島由紀夫賞、『ロング・グッドバイ』で第23回日本冒険小説協会大賞に選ばれている。
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2017年12月7日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです
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