集英社コバルト文庫を代表する小説家・氷室冴子の功績を讃え「氷室冴子青春文学賞」が創設された。
「氷室冴子青春文学賞」は、「青春」をテーマにした作品を募集し、まだ発見されていない優れた才能を発掘する文学賞。氷室冴子氏の出身地・北海道岩見沢市の有志が設立した氷室冴子実行委員会が主催、募集は小説投稿サイト「エブリスタ」で開始される。審査員は、映画・演劇プロデューサーの伊藤亜由美、小説家の久美沙織、辻村深月の三名が務める。
氷室冴子は、1957年、北海道生まれ。藤女子大学国文学科卒業。『さようならアルルカン』で集英社の青春小説新人賞に佳作入選。累計800万部のヒットとなった「なんて素敵にジャパネスク」シリーズ、スタジオジブリによってアニメ化された『海がきこえる』などを執筆した少女小説家。集英社の少女小説レーベル「コバルト文庫」の看板作家として人気を博す。2008年6月逝去。
「第一回氷室冴子青春文学賞」作品募集要項
■募集テーマ
「青春」をテーマにした小説。「青春」の要素を含んだ作品であれば、ジャンルに制限はありません。
■募集文字数
20,000文字~60,000文字(400字詰め原稿用紙50枚~150枚)
■応募資格
年齢、性別、職業、国籍は問いません。
■応募期間
2018年1月15日(月)~ 2018年3月15日(木)
■応募方法
エブリスタ内特設ページ(estar.jp/_ofcl_evt_outline?e=153669)よりエントリー
■結果発表
2017年7月前半(予定)
受賞者は、2018年7月13日(金)に北海道岩見沢市で開催される授賞式に招待されます。
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2017年12月14日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです
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