「孤独に耐えられない人」に共通する3つの特徴――自分との対話が人を成熟させる

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常にSNSを気にしていて、誰かとつながっていないと不安になったりしていませんか?

友達や同僚からの視線を意識しすぎて、本音をいうのを我慢していませんか?

自分の判断に責任を持つことを放棄して、いつも他人に判断を委ねていませんか?

今、もし「生きづらい」と感じているならば、ひとりで自分と向き合うことが必要かもしれません。

「生きづらい……」その原因とは?

投資コンサルタントでありながら著述家としても知られる午堂登紀雄さんは、世の中の多くの人は、人とのつながりを重視するあまりに「孤独」や「ぼっち」という言葉の意味をネガティブに捉え過ぎている、といいます。

孤独を過剰に怖れる人は、ひとりでいるところを見られまい、知られまいとします。しかしそうした行動は、自分と合わない人と無理にでも付き合い、本当の自分を隠し我慢して生きることにつながります。いずれ人間関係に疲れ、行き詰ってしまう人も少なくありません。

一方で、誰にも寄りかからず、自分の意志を主軸に置きながら、自己責任で生きようという姿勢を持っている人もいます。彼らは社会の中で人と関わりながらも、ひとりでいることも怖れません。みんなでいてもたのしいけれど、ひとりでもたのしい。無理をして周囲に合わせず、自分らしく生きている。

こうした力を、午堂さんは「孤独力」と呼びます。

普通、孤独というと「寂しい」「常にひとり」「人付き合いを避ける」といったイメージがありますが、午堂さんの考える孤独はまったく違います。孤独をたのしむ力、「孤独力」は人間が精神的に成熟するためのポジティブな力だといいます。

では、「孤独力」が高い人とそうでない人の違いはどこに出てくるのでしょうか。午堂さんの著書『人生の「質」を上げる 孤独をたのしむ力』からご紹介しましょう。カギは、「自分との対話=内省」です。

孤独力が低い人は「いつも誰かと一緒にいる」。高い人は「一人の時間を持つ」

孤独を怖れるあまりいつも誰かと一緒にいる人は、自分を抑えて他人に合わせようとするために、周囲の意見や感情に流されやすく、自分で物事を判断することができなくなってきます。いずれ自分の意志で行動している実感を持てなくなり、ひいては人間関係に疲れ、生きづらさを感じるようになります。

また、些細な問題を「大問題だ」と感じたり、普通の人が「1」つらいと思うことを「10」つらいと思ったりするのも、孤独を怖れる人の傾向です。ちょっとしたトラブルを大げさに考えて「大変だ!」「どうしよう!」と大騒ぎしてしまうのです。

一方、孤独力の高い人は、他人に影響されず、すべて自分自身の判断で行動します。また、自分の身の回りで起こることをある程度予想できるので、トラブルの際にも落ち着いて対処できます。

両者の違いはどこにあるのでしょうか。それは、たったひとりで自分と対話する時間、つまり「内省」に時間を費やしているかどうかにあります。午堂さんによると、内省とは「自分の価値観を受け入れ、それをベースに経験を振り返って分析し、思考体系と行動体系を軌道修正し、自らを成長させていく、高度に知的な作業」です。

孤独力の高い人は、内省によって自分自身を客観的に見つめ、「自分は一体どういう人間なのか?」「進んでいる方向は間違いないのか?」「何が好きで何が嫌いなのか?」といったことを把握しているために、自分の行動をコントロールできるのです。

内省の第一歩は、「出来事→感情→思考→行動→結果」というサイクルを意識することです。何があってもいきなり行動するのではなく、いったん自分の感情を受け止め、思考に落とす。そして、どんな行動がどんな結果につながるのかを想像したうえで行動に移すのです。

日本実業出版社
2017年11月15日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

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