養老孟司の愛猫「まる」が飼い主に皮肉「うちの人が本をだすらしいです、暇なんでしょうね」

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youtubeでは「養老まる」の可愛い姿に養老先生が声を当てた特別動画が公開されている(WEBshinchoshaより)

 12月12日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『日本史の内幕 戦国女性の素顔から幕末・近代の謎まで』が獲得した。
 第2位は『遺言。』。第3位は『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』となった。

 2位の『遺言。』は11月に刊行された養老孟司さんの最新新書。「思えば80歳。ほぼ平均寿命だから、ぼちぼち死んでも当たり前の年齢になった。それなら言い残したことを書いておこう」というのがタイトルの理由だという。しかし、「当面死ぬ予定はない。なので、この本も『遺言1・0』とでも呼んだほうがよいかもしれない」とも明かしている。

 気になるのは「遺言」のあとについた「。」だが、これについて担当編集者は「一つは、単に『見た目』の問題です。『遺言』だと、あまりに重いというか、シリアスすぎるというか。そもそもご本人が書いている通り、これまでに言い残したことをメッセージとしてまとめたもので、中身はかなり明るいんです。多少、軽さを出したいということで、『遺言、』とかいくつか案が出されたのですが、『遺言。』が一番すわりがよかったので、こうなりました」と句点のついた理由を教えてくれた。

 ただこれにはもう一つ理由があり、養老先生が可愛がっている愛猫「まる」を表現したものでもあるという。現在youtubeでは「養老まる」の可愛い姿に養老先生が声を当てた特別動画も公開中だ。養老先生はまるに「うちの人が本をだすらしいです、暇なんでしょうね」「デジタル社会で生きづらい人に読んでもらう、とか言ってました。何やってんだか」と皮肉を言わせている。https://youtu.be/TpOXmmG9dqE

■新書 ノンフィクションランキング

1位『『日本史の内幕 戦国女性の素顔から幕末・近代の謎まで』磯田道史[著](中央公論新社)

西郷隆盛の性格は、書状からみえる。豊臣秀頼の父親は本当に秀吉なのか。著者が原本を発見した龍馬の手紙の中身とは。司馬遼太郎と伝説の儒学者には奇縁があった――日本史にはたくさんの謎が潜んでいる。著者は全国各地で古文書を発見・解読し、真相へと分け入ってゆく。歴史の「本当の姿」は、古文書の中からしかみえてこない。小説や教科書ではわからない、日本史の面白さ、魅力がここにある!(中央公論新社ウェブサイトより)

2位『遺言。』養老孟司[著](新潮社)

動物とヒトの違いはなにか? 私たちヒトの意識と感覚に関する思索――それは人間関係やデジタル社会での息苦しさから解放される道にもなる。「考え方ひとつで人生はしのぎやすくなりますよ」、そう著者は優しく伝える。ひと冬籠って書きあげた、完全書き下ろしとなる本書は、50年後も読まれているにちがいない。知的刺激に満ちた、このうえなく明るく面白い「遺言」の誕生! 80歳の叡智がここに。(新潮社ウェブサイトより)

3位『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』河合雅司[著](講談社)

日本が人口減少社会にあることは「常識」。だが、その実態を正確に知る人はどのくらいいるだろうか? 人口減少に関する日々の変化というのは、極めてわずか。ゆえに人々を無関心にする。だが、それこそがこの問題の真の危機、「静かなる有事」である。書店には、人口減少・少子高齢社会の課題を論じた書物が数多く並ぶ。しかし、テーマを絞って論じるにとどまり、恐るべき日本の未来図を時系列に沿って、かつ体系的に解き明かす書物はこれまでなかった。(略)本書が、その画期的な役目を担おう。(講談社ウェブサイトより抜粋)

4位『バカ論』ビートたけし[著](新潮社)

5位『妻に捧げた1778話』眉村 卓[著](新潮社)

6位『孤独のすすめ 人生後半の生き方』五木寛之[著](中央公論新社)

7位『応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱』呉座勇一[著](中央公論新社)

8位『「司馬遼太郎」で学ぶ日本史』磯田道史[著](NHK出版)

9位『新聞記者』望月衣塑子[著](KADOKAWA)

10位『戸籍アパルトヘイト国家・中国の崩壊』川島博之[著](講談社)

■新書 ノベルスランキング

1位『ハイキュー!! ショーセツバン!!(9)』古舘春一[原作]星希代子[著](集英社)

2位『青梅線レポートの謎』西村京太郎[著](KADOKAWA)

3位『狐の婿取り 神様、さらわれるの巻』松幸かほ[著](笠倉出版社)

4位『ONE PIECE novel 麦わらストーリーズ』大崎知仁[小説]尾田栄一郎[原作](集英社)

5位『月神の愛でる花  巡逢の稀跡』朝霞月子[著](幻冬舎コミックス発行/幻冬舎発売)

6位『十津川警部 北のロマン 青い森鉄道線 』西村京太郎[著](徳間書店)

7位『継続捜査ゼミ』今野 敏[著](講談社)

8位『小説おそ松さん タテ松』石原 宙[小説]赤塚不二夫[原作](集英社)

9位『QED~ortus~白山の頻闇』高田崇史[著](講談社)

10位『十二大戦』西尾維新 小説/中村 光 画[著](集英社)

〈新書 ノンフィクション/新書 ノベルス ランキング 12月12日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2017年12月16日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

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