偏差値35から公認会計士試験に合格した「暗記のすごいコツ」――「覚えかた」を覚えれば大丈夫

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暗記にはコツがある photo by jedi-master/Fotolia

「勉強は理解よりも暗記です。暗記が最も大切です。暗記さえできれば理解はあとからついてきます」

『図解でわかる 暗記のすごいコツ』の著者である碓井孝介さんは、偏差値35だった高校時代に一念発起して勉強に励み、なんと司法書士、公認会計士試験に合格した人物。冒頭の言葉はその碓井さんのものです。劣等生だった自分を克服し結果を出した人の言葉なので説得力があります。

碓井さんは勉強していくなかで様々な暗記法を試し、自分なりにカスタマイズして効果をあげてきました。その暗記テクニックを公開したのが『図解でわかる 暗記のすごいコツ』です。入試や資格試験はもちろん、TOEIC対策やプレゼン内容を覚えるときなど、どんな目的にも使える暗記法を紹介しています。

世の中には暗記が得意な優等生もいますが、碓井さんによると、彼・彼女らは特別に頭がいいわけではなく、覚えるためのテクニックを知っているから暗記できるのだそうです。つまり少数の「天才」をのぞけば、ほとんどの優等生の「地頭」は普通なのです。

暗記が苦手な人と得意な人の違いはどんなところにあるのでしょうか。本書の冒頭に「暗記が苦手な人の3つの特徴」が紹介されていますので、まずは見てみましょう。

暗記が苦手な人の覚えかた

「なんでも」覚えようとする

いろいろな情報を覚えなければ不安だという気持ちもわかりますが、人間の記憶力や時間には限りがあります。どうしても覚えておきたいことに照準を合わせず、なんでもかんでも覚えようとするのは非効率でしょう。

「そのまま」覚えようとする

覚えることが苦手な人は、目の前の情報を「そのまま」覚えようとします。情報というのは発信側からすれば「説明するための情報」です。相手を納得させるために、修飾語やたとえ話が加わっているのが普通。つまり情報が長くなりがちなのです。ボリュームのある情報は当然ですがなかなか覚えられません。

「繰り返し」覚えようとしない

物事に関する記憶は、繰り返し情報に触れているうちに強化されるものです。しかし碓井さんによれば、暗記が苦手な人はそもそも繰り返す努力をしない傾向にあるそうです。

以上の3つが、暗記が苦手な人の代表的な覚えかたです。そして、これを反面教師と考えれば、効果的な暗記の方法が自ずと見えてきます。碓井さんがすすめる具体的な暗記テクニックをあげながら解説しましょう。

核心部分に絞り込む

暗記が得意な人は、覚えるべき情報を選別し、絞り込みます。すべてを覚えることはできないと知っているから、限られた時間のなかで目標を達成するだけの知識量を確保できればよいと考えているのです。

勉強は、参考書などを「読むこと」が中心になります。しかし、本当に覚えるべきことは読む文章のすべてではなく、筆者の主張や結論が述べられている核心部分ではないでしょうか。

覚えるために文章を読むときには1行目から読み始める必要はありません。真っ先に「主張・結論」を探すようにしましょう。見つけたら、そこを繰り返し読んでできるだけ覚えます。それから1行目に戻ると、文章が格段に読みやすくなり、頭に入りやすくなるという効果もあります。

ところで、日本語の文章は「主張・結論」が後半や終盤に書かれていることが多いので、核心部分がわかりにくいときがあります。そんなときは、「しるし」となる次のような表現を探しましょう。

「つまり」「結論として」「要するに」「大切なことは」「重要なのは」

こうした表現に続くくだりには、核心部分が書かれていると思ってまず間違いありません。文章を目の前にしたら、まずは「しるし」を見つけることから始める。習慣にしたいですね。

日本実業出版社
2017年12月7日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

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