「本の雑誌が選ぶ2017年度ベスト10」が「本の雑誌 2018年1月特大号」にて発表された。
第1位に選ばれたのは遠田潤子の『オブリヴィオン』。妻を殺した罪で服役していた主人公の苦悩と奇跡を描いた物語。著者の遠田は、「小説宝石 2017年11月号」に掲載されたインタビューで、「『オブリヴィオン』は人生を間違えて駄目にしてしまった人たちが、勇気を出して、もう一度、新しい一歩を踏み出す姿を描いています」と答えている。( https://www.bookbang.jp/review/article/540485 )
また、ベスト10にはアンドリュー・キーン『インターネットは自由を奪う』や横田増生『ユニクロ潜入一年』、滝口悠生『茄子の輝き』などがランクインしている。
そのほか、「本の雑誌 2018年1月特大号」では、本の雑誌が選んだ2017年度ノンジャンルのベスト10以外に、鏡明のSFベスト10、池上冬樹のミステリーベスト10、縄田一男の時代小説ベスト10、佐久間文子の現代文学ベスト10、栗下直也のノンフィクションベスト10、そして北上次郎のエンターテインメントベスト10を発表しているほか、作家、評論家、翻訳家など総勢32名が選ぶ「私のベスト3」や読者が選んだベスト1も掲載されている。
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