「このミス」第1位に今村昌弘『屍人荘の殺人』 海外編は『フロスト始末』

文学賞・賞

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このミステリーがすごい! 2018年版
このミステリーがすごい! 2018年版

 宝島社発行の「このミステリーがすごい!2018年版」(以下:「このミス」)が発売され、傑作小説ベスト20が発表された。

 国内編で1位となったのは今村昌弘さんの『屍人荘の殺人』。映画研究会の夏合宿に参加したメンバーを襲った連続殺人劇の中で生死をかけた謎解きが始まるミステリー作品。著者の今村は1985年長崎県生まれ。兵庫県在住。岡山大学卒。2017年に『屍人荘の殺人』で第27回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。「週刊文春ミステリーベスト10」「本格ミステリ・ベスト10」のランキングでも1位となり、デビュー作で3冠は史上初の快挙となる。

 コラムニストの香山二三郎さんは、「週刊新潮」(2017年11月9日神帰月増大号)で、「本格ミステリーではお馴染みの密室談義に加え、(中略)ロジカルな謎解き推理とパニックホラーの妙を見事に両立させてみせた」と評している。
https://www.bookbang.jp/review/article/541460

 また、「このミス」の海外編ではR・D・ウィングフィールドさんの『フロスト始末』が1位に選ばれている。本作は1992年に英国でテレビドラマ化されているフロスト警部シリーズの最終作。次々と起こる厄介な事件と署長と主任警部の企みによってピンチに陥ったフロスト警部の苦闘を描く。著者のR.D.ウィングフィールドは、1928年英国ロンドン生まれの小説家。フロスト警部を主人公とした警察小説シリーズで人気を博した。著作に『クリスマスのフロスト』『フロスト日和』『夜のフロスト』などがある。『フロスト始末』を執筆後、2007年7月に死去。

 そのほか、「このミステリーがすごい!2018年版」では、国内・海外の新作ミステリー小説の年間ランキング・ベスト20をはじめ、人気作家の対談や新進気鋭の作家7名に座談会、人気作家のエッセイ、新作情報などが収録されている。

Book Bang編集部
2017年12月27日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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