神戸・元町のレストランを舞台に男女の心の機微を描いた上田早夕里の『トラットリア・ラファーノ』が刊行

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 SF小説《オーシャンクロニクル》シリーズで知られる上田早夕里がイタリア料理店を舞台にした『トラットリア・ラファーノ』を刊行した。

『トラットリア・ラファーノ』は、神戸・元町にあるイタリア料理店「ラファーノ」を舞台に料理の数々と男女の心の機微を描いた一作。著者の上田は刊行に際して、「世界中のあらゆる地方と同じく、関西にも美味しいお料理を食べられる店がたくさんあります。ひとくちに関西といってもその範囲は広くて地域ごとに特色がありますが、私は神戸生まれ神戸育ちなので、出版社から神戸のお店の話を書くように頼まれて、この作品を書きました。神戸は戦前から西洋文化があたりまえに存在していた都市で、洋食や洋菓子のある街でした。港町・国際都市という性質は戦後も引き継がれ、いまも洗練された形で残っています。これまで洋菓子店の話をいくつか書いてきましたが、今回初めて、イタリアン・レストランを舞台にした小説を上梓することとなりました。紙面を通して、ふわりと立ちのぼる料理の美味しさと、それらを巡る人々の温かい心を感じて頂ければ幸いです」とコメントを寄せている。

 上田早夕里は、兵庫県神戸市出身の小説家。2003年『火星ダーク・バラード』で第4回小松左京賞を受賞し、デビュー。2011年『華竜の宮』で第32回日本SF大賞を受賞している。そのほか、『ラ・パティスリー』『ショコラティエの勲章』『菓子フェスの庭』などの《洋菓子》シリーズ、『妖怪探偵・百目1 朱塗の街』をはじめとする《妖怪探偵・百目》シリーズなどがある。

2018年1月18日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです
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