出産を明かしたセカオワSaori デビュー小説『ふたご』直木賞受賞なるか? 発表は16日

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 1月10日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、単行本 文芸書第1位は『西郷どん! 並製版(上・中・下)』が獲得した。
 第2位は『ふたご』。第3位は『屍人荘の殺人』となった。

 2位となった『ふたご』はバンド・SEKAI NO OWARIのメンバーでピアノ演奏を担当するSaoriこと藤崎彩織さんのデビュー作にして第158回直木賞候補となった一作。同賞の選考会は16日に行われ同日発表となる。ノミネートされた作品は以下の通り。

彩瀬まる『くちなし』(文藝春秋)
伊吹有喜『彼方の友へ』(実業之日本社)
門井慶喜『銀河鉄道の父』(講談社)
澤田瞳子『火定』(PHP研究所)
藤崎彩織『ふたご』(文藝春秋)

 書店の有隣堂によるブログ「本の泉」では書店員による予想が公開されており、本命『彼方の友へ』、対抗『銀河鉄道の父』、大穴『火定』となっている。またネット上の文芸コミュニティ「nicobungei」では予想アンケートが行われ、12日現在、1位は34%で『ふたご』、2位は21%で『くちなし』、3位は18%で『銀河鉄道の父』となっている。また書評家の大矢博子さんはCBCラジオの番組「朝PON」で『火定』が受賞と予想。対抗として『銀河鉄道の父』をあげている。このように予想はまちまちで、どの作品が受賞してもおかしくない混戦となっている模様だ。

 注目の藤崎彩織さんは昨年末に第一子を出産したことを自身のTwitterで明かしている。性別や誕生日などは明かしていないが、子供の手の写真を添えている。タイトルどおりの『ふたご』かどうかは定かではないが、出産と直木賞受賞の2つの喜びが訪れる新年となるかもしれない。

1位『西郷どん! 並製版(上・中・下)』林真理子[著](KADOKAWA)

薩摩の下級藩士の家に生まれた西郷吉之助(のちの隆盛)は、貧しいながらも家族やのちに大久保利通となる正助ら友に恵まれて育った。やがて吉之助は敬愛する藩主・島津斉彬に見いだされ、側仕えとして江戸に京都に飛び回るようになっていく。鹿児島で得た生涯の出会い、早すぎる師との別れ、そして絶望の中赴いた奄美大島での、運命の恋。日本一わかりやすい、マリコ流幕末ロマン!(KADOKAWAウェブサイトより)

2位『ふたご』藤崎彩織[著](文藝春秋)

いつも一人ぼっちでピアノだけが友達だった夏子と、不良っぽく見えるけれども人一倍感受性の強い、月島。彼は自分たちのことを「ふたごのようだと思っている」と言いますが、いつも滅茶苦茶な行動で夏子を困惑させ、夏子の友達と恋愛関係になり、夏子を苦しめます。それでも月島に惹かれる夏子は、誘われるままにバンドに入り、彼の仲間と共同生活を行うことになるのですが……。ひとりでは何もできなかった少女が、型破りの感性を持った少年に導かれるままに成長し、自らの力で居場所を見つけようとする姿を描いた、感動の青春小説です(文藝春秋社ウェブサイトより)

3位『屍人荘の殺人』今村昌弘[著](東京創元社)

神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と会長の明智恭介は、いわくつきの映画研究会の夏合宿に参加するため、同じ大学の探偵少女、剣崎比留子と共にペンション紫湛荘を訪ねた。合宿一日目の夜、映研のメンバーたちと肝試しに出かけるが、想像しえなかった事態に遭遇し紫湛荘に立て籠もりを余儀なくされる。緊張と混乱の一夜が明け――。部員の一人が密室で惨殺死体となって発見される。しかしそれは連続殺人の幕開けに過ぎなかった……!! 究極の絶望の淵で、葉村は、明智は、そして比留子は、生き残り、謎を解き明かせるか?! 奇想と本格が見事に融合する選考員大絶賛の第27回鮎川哲也賞受賞作。(東京創元社ウェブサイトより)

4位『おらおらでひとりいぐも』若竹千佐子[著](河出書房新社)

5位『マスカレード・ナイト』東野圭吾[著](集英社)

6位『おもかげ』浅田次郎[著](毎日新聞出版)

7位『陸王』池井戸潤[著](集英社)

8位『いのち』瀬戸内寂聴[著](講談社)

9位『僕はロボットごしの君に恋をする』山田悠介[著](河出書房新社)

10位『蜜蜂と遠雷』恩田陸[著](幻冬舎)

〈単行本 文芸書ランキング 1月10日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2018年1月13日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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