作家、詩人、仏文学者、批評家と多才な活動を続ける松浦寿輝が、1月31日(水)にフランス・パリにある「パリ日本文化会館」にて講演会を行う。
本講演では、1930年代後半の上海を舞台に、一人の警察官が軍部の罠により組織を追われ、孤独な戦いに迫られる長編小説『名誉と恍惚』で、第27回Bunkamuraドゥマゴ文学賞および第53回谷崎潤一郎賞を受賞した松浦が、グローバル化した今日の社会において、「小説を書く」という行為がいかなる意味を持つのかを考察する。
松浦寿輝は、1954年東京都生まれ。東京大学大学院仏語仏文学専攻修士課程修了。パリ第III大学にて博士号(文学)を、東京大学にて博士号(学術)を取得。詩集に『冬の本』(高見順賞)『吃水都市』(萩原朔太郎賞)『afterward』(鮎川信夫賞)、小説に『花腐し』(芥川龍之介賞)『半島』(読売文学賞)『そこでゆっくりと死んでいきたい気持をそそる場所』『川の光』、エセー・評論に『折口信夫論』(三島由紀夫賞)『エッフェル塔試論』(吉田秀和賞)『知の庭園 一九世紀パリの空間装置』(芸術選奨文部大臣賞)など多数。2012年東大大学院教授を辞職、執筆に専念する。
講演会概要<フランス現地時間>
■講演:『いま、小説を書くとは何か?』
■日程:2018年1月31日(水)18時30分開演
■会場:パリ日本文化会館 Maison de la culture du Japon a Paris
■住所:101 bis, quai Branly , 75015 Paris, France
■申込:http://www.mcjp.fr/
■主催:パリ日本文化会館、株式会社東急文化村
http://www.bunkamura.co.jp/bungaku/topics/840.html
-
2018年1月14日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです
関連ニュース
-
日向坂46苦難の歴史が一冊に「涙なくしては読めない」
[ニュース](一般・投資読み物/タレント本/金融・ファイナンス/教育学)
2020/04/04 -
「これがヒントだな」見抜いたつもりが見事にひっくり返される! 書評家も驚いた倒叙ミステリに続編が登場[文芸書ベストセラー]
[ニュース](日本の小説・詩集/ミステリー・サスペンス・ハードボイルド/イラスト集・オフィシャルブック)
2022/09/24 -
出口治明氏が説く「還暦後」の生き方 [新書ベストセラーランキング]
[ニュース](自己啓発/心理学/エッセー・随筆)
2020/06/13 -
吉田鋼太郎が告白「蒼井優を叩きそうに」「白石加代子にキス」 蜷川幸雄を驚かせた演技
[イベントレポート](ステージ・ダンス/演劇・舞台)
2016/01/29 -
カラテカ矢部太郎の超ほっこりコミックエッセイ『大家さんと僕』25万部を突破
[ニュース](哲学・思想/倫理学・道徳/エッセー・随筆)
2018/05/12