村上春樹がウェスタン小説を翻訳 映画「太陽の中の対決」の原作

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 村上春樹が翻訳するエルモア・レナードの小説『オンブレ』が、2月1日(木)に新潮社から発売される。

『オンブレ』は、1961年にアメリカで発表された「Hombre」を村上春樹が翻訳した作品。荒野に生きる伝説の男とならず者たちの息詰まる死闘が繰り広げられるウェスタン小説となっている。本作は1967年にポール・ニューマン主演で制作された映画「太陽の中の対決」の原作となる。

 また、レナードの初期作品で2度映画化されている「三時十分発ユマ行き(原題:Three-Ten to Yuma)」のほか、村上春樹によるあとがきが14ページにわたって収録されている。

 原作者のエルモア・レナードは、アメリカ・ルイジアナ州ニューオーリンズ生まれの小説家で脚本も手掛ける。1984年に『ラブラバ』でエドガー賞最優秀長篇賞、1991年に“Maximum Bob”で第一回ハメット賞を受賞、1992年にはアメリカ探偵作家クラブ巨匠賞を受賞している。また、映画「太陽の中の対決」をはじめ「ゲット・ショーティ」「ジャッキー・ブラウン」「アウト・オブ・サイト」などの原作者として知られる。

2018年1月27日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです
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