警察小説の大家・今野敏 小説誌14誌をジャック 出版社横断で作家生活40週年を祝う

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 1月30日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、単行本 文芸書第1位は『おらおらでひとりいぐも』が獲得した。
 第2位は『銀河鉄道の父』。第3位は『棲月 隠蔽捜査(7)』となった。

 今週も1位2位は第158回芥川・直木賞の受賞作がランクイン。3位となった『棲月 隠蔽捜査(7)』は作家生活40周年を迎えた今野敏さんの大人気警察小説「隠蔽捜査」シリーズの最新作だ。今野さんは40年にわたり警察小説やSF小説・武道小説などエンターテイメント小説の第一線で活躍しており、今作は194作目の作品だ。現在も様々な出版社の小説誌で連載を抱えており、毎月十数本の締切が来るという。

 そんな中、今野さんのデビュー40周年を祝い、出版社14社による合同企画「今野敏 小説誌ジャック」が実施される。今年4月に発売される2018年5月号、または5月発売号の小説誌、「オール読物」「小説現代」「小説宝石」「小説 野性時代」「小説幻冬」「ランティエ」「小説BOC」「ジェイ・ノベル」「一冊の本」「小説すばる」「サンデー毎日」「小説新潮」「読楽」「小説推理」の14誌で様々な企画が行われる。また今野作品のなかで好きな作品を募る「今野敏大賞」などの企画もTwitterアカウント(@konno_bin_40th)で行われることが予定されている。今年後半には「隠蔽捜査」シリーズ第8作の連載開始も予定されており、今年一年は今野敏イヤーとなりそうな様相だ。

1位『おらおらでひとりいぐも』若竹千佐子[著](河出書房新社)

結婚を3日後に控えた24歳の秋、東京オリンピックのファンファーレに押し出されるように、故郷を飛び出した桃子さん。身ひとつで上野駅に降り立ってから50年――住み込みのアルバイト、周造との出会いと結婚、二児の誕生と成長、そして夫の死。「この先一人でどやって暮らす。こまったぁどうすんべぇ」40年来住み慣れた都市近郊の新興住宅で、ひとり茶をすすり、ねずみの音に耳をすませるうちに、桃子さんの内から外から、声がジャズのセッションのように湧きあがる。捨てた故郷、疎遠になった息子と娘、そして亡き夫への愛。震えるような悲しみの果てに、桃子さんが辿り着いたものとは――(河出書房新社ウェブサイトより抜粋)

2位『銀河鉄道の父』門井慶喜[著](講談社)

明治29年(1896年)、岩手県花巻に生まれた宮沢賢治は、昭和8年(1933年)に亡くなるまで、主に東京と花巻を行き来しながら多数の詩や童話を創作した。賢治の生家は祖父の代から富裕な質屋であり、長男である彼は本来なら家を継ぐ立場だが、賢治は学問の道を進み、後には教師や技師として地元に貢献しながら、創作に情熱を注ぎ続けた。地元の名士であり、熱心な浄土真宗信者でもあった賢治の父・政次郎は、このユニークな息子をいかに育て上げたのか。父の信念とは異なる信仰への目覚めや最愛の妹トシとの死別など、決して長くはないが紆余曲折に満ちた宮沢賢治の生涯を、父・政次郎の視点から描く、気鋭作家の意欲作。(講談社ウェブサイトより)

3位『棲月 隠蔽捜査(7)』今野敏[著](新潮社)

私鉄と銀行のシステムが次々にダウン。不審に思った大森署署長・竜崎は、いち早く署員を向かわせるが、警視庁の生安部長から横槍が入る。さらに、管内で殺人事件が発生。電話で話した同期の伊丹から「異動の噂が出ている」と告げられた竜崎は、これまでになく動揺する自分に戸惑っていた――。大人気警察小説シリーズ、待望の第9作!(新潮社ウェブサイトより)

4位『掟上今日子の色見本』西尾維新[著](講談社)

5位『屍人荘の殺人』今村昌弘[著](東京創元社)

6位『百年泥』石井遊佳[著](新潮社)

7位『ふたご』藤崎彩織[著](文藝春秋)

8位『西郷どん! 並製版(上・中・下)』林真理子[著](KADOKAWA)

9位『元構造解析研究者の異世界冒険譚(2)』犬社護[著](アルファポリス発行/星雲社発売)

10位『無職転生 異世界行ったら本気だす(17)』理不尽な孫の手[著](KADOKAWA)

〈単行本 文芸書ランキング 1月30日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2018年2月3日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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