『情熱は磁石だ パラリンピックスキー20年の軌跡、そして未来へ』

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『情熱は磁石だ パラリンピックスキー20年の軌跡、そして未来へ』

[レビュアー] 産経新聞社

 平昌五輪が開幕した。3月にはパラリンピックも行われる。そのノルディックスキーで長野大会以来20年間、日本代表を率いてきた監督が障害者スポーツの発展に向けて経験と思いを語った。

 事故で左腕に障害を負いながらスキーに挑む新田佳浩選手を見いだし、8年前のバンクーバー大会でつかんだ金メダル。情熱をもって取り組めば、環境は恵まれなくとも、磁石に引かれるように人や知恵が集まってくる-。

 障害者スポーツを根付かせるため実業団形式のチームを初めて結成した先駆者でもあり、スポーツのレガシーを考える上で支えになる。(荒井秀樹著/旬報社・1400円+税)

産経新聞
2018年2月11日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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