池井戸潤原作のドラマ「陸王」がドラマアカデミー賞の最優秀作品賞ほか3冠達成

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 テレビ情報誌「週刊ザテレビジョン」(2月14日発売号)にて、第95回ドラマアカデミー賞が発表された。第95回となる同賞では、池井戸潤原作のドラマ「陸王」が最優秀作品賞ほか、主演男優賞、監督賞の3冠を達成した。

 ドラマ「陸王」は、「半沢直樹シリーズ」のドラマ化を手掛けたスタッフが集まり、役所広司主演でドラマ化された作品。実在する老舗足袋業者をモデルに、低迷し続ける業績に悩む社長と社員たちが長年培ってきた足袋制作のノウハウを生かし、ランニングシューズを開発して起死回生を図る様子が描かれる。資金難、素材探し、困難を極めるソール(靴底)開発、大手シューズメーカーの妨害など難局に立ち向かっていく。

 第95回ドラマアカデミー賞の最優秀作品賞を受賞したほか、主演の役所広司が主演男優賞を、監督の福澤克雄と田中健太が監督賞を受賞した。

 ドラマアカデミー賞は、1994年に創設され、国内の地上波連続ドラマを読者、審査員、TV記者の投票によって部門別にNO.1を決定し、毎年4回実施。第95回の主演女優賞は、『奥様は、 取り扱い注意』の綾瀬はるか、助演男優賞は、大河ドラマ『おんな城主 直虎』の高橋一生、助演女優賞は「監獄のお姫さま」の満島ひかりが受賞した。

 原作者の池井戸潤は、1998年に『果つる底なき』で江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。2010年に『鉄の骨』で吉川英治文学新人賞を受賞。2011年に『下町ロケット』で第145回直木賞受賞を受賞している。主な作品に「半沢直樹」シリーズ、「花咲舞」シリーズ、『ルーズヴェルト・ゲーム』などがある。

2018年2月15日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです
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