本谷有希子『生きてるだけで、愛。』が映画化 主演は趣里、共演に菅田将暉

映像化

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 本谷有希子の小説『生きているだけで、愛』の映画化が決定、2018年秋に公開を予定している。

 2006年7月に刊行され、芥川賞や三島由紀夫賞の候補となった『生きてるだけで、愛。』は、鬱からくる過眠症により引きこもり気味の生活をしている寧子が主人公の恋愛小説。同棲して三年になる津奈木の元恋人が現れ、寧子は別れるように要求され、執拗に自立を迫られる。

 原作者の本谷は、映画化に際して「23歳の頃の作品です。私が今まで作ってきたものの中で、一番いろんな人々に刺さった作品かもしれません。監督が最後までブレずに、やりたいことをやらかしてくれれば、と思います。登場人物達の生きづらさや面倒臭さ、ずるさ、しょうもなさを関根監督がどう映像で表現してくれるのか、楽しみにしています」とコメントを寄せている。

 主演はドラマ「リバース」での狂気的な演技が話題を呼んだ女優・趣里が演じ、菅田将暉や仲里依紗、田中哲司、西田尚美が共演する。監督・脚本はカンヌ国際広告祭をはじめとする国際的なクリエイティブアワードで多数の受賞を果たしている映像ディレクターの関根光才が務める。

2018年2月15日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです
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