就活解禁で「業界研究本」がランクイン 今から研究でも大丈夫?[ビジネス書ベストセラー]

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 2月27日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、ビジネス書第1位は『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』が獲得した。
 第2位は『頭に来てもアホとは戦うな! 人間関係を思い通りにし、最高のパフォーマンスを実現する方法』。第3位は『日本再興戦略』となった。

 4位以下で注目は10位にランクインした『会社四季報 業界地図 2018年版』。2019年春卒業予定の大学生らの就職活動が3月1日に本格的にスタートした。それにあわせ就活生の業界研究本として定評のある同書がランクイン。就活の前倒しがすすみ、1日時点で「すでに内定が決まった」との学生もでるなかで、これから業界研究をはじめる就活生も大勢いる模様だ。
 就活生向けのウェブサイトなどでは、業界研究をはじめる時期は3年(今年で言うならば2017年)の「春から」「夏から」と指南されている事が多い。しかし現実にはエントリー直前になって研究を始める就活生も相当数いることがみてとれる。売り手市場だけに、就活生に余裕があることのあらわれか。

1位『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』佐藤航陽[著](幻冬舎)

〈資本主義を革命的に書き換える「お金2.0」とは何か〉2.0のサービスは、概念そのものを作り出そうとするものが多いので、既存の金融知識が豊富な人ほど理解に苦しみます。あまりにも既存社会の常識とは違うので「今の経済」のメインストリームにいる人たちにとっては懐疑や不安の対象になりやすいといった特徴もあります。そして、それこそが全く新しいパラダイムであることの証でもあります。本書ではまずお金や経済の仕組みから、テクノロジーの進化によって生まれた「新しい経済」のカタチ、最後に私たちの生活がいかに変わるか、の順番に解体していきます。(幻冬舎ウェブサイトより)

2位『頭に来てもアホとは戦うな! 人間関係を思い通りにし、最高のパフォーマンスを実現する方法』田村耕太郎[著](朝日新聞出版)

社内の人間関係や争いにやきもきするのは、時間とエネルギーの無駄。人間の負の感情にとらわれず、淡々と成果を出す。それがグローバル人材の最低条件だ。人間関係に悩むすべてのサラリーマンにおくる画期的仕事論。(朝日新聞出版ウェブサイトより)

3位『日本再興戦略』落合陽一[著](幻冬舎)

AI、ブロックチェーンなどテクノロジーの進化、少子高齢化、人口減少などにより、世界と日本が大きく変わりつつある。今後の世界の中で日本が再興するにはどんな戦略が必要なのか。落合陽一が、テクノロジー、政治、経済、外交、教育、リーダーなどの切り口から日本と日本人のグランドデザインを描く。(幻冬舎ウェブサイトより)

4位『医者が教える食事術 最強の教科書 20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68』牧田善二[著](ダイヤモンド社)

5位『大人の語彙力ノート 誰からも「できる!」と思われる』齋藤 孝[著](SBクリエイティブ)

6位『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』西野亮廣[著](幻冬舎)

7位『自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミング 』アラン・ピーズ[著]バーバラ・ピーズ[著]市中芳江[訳](サンマーク出版)

8位『スタンフォード式 最高の睡眠』西野精治[著](サンマーク出版)

9位『2000社の赤字会社を黒字にした 社長のノート』長谷川和廣[著](かんき出版)

10位『会社四季報 業界地図 2018年版』東洋経済新報社[編](東洋経済新報社)

〈単行本 ビジネス書ランキング 2月27日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2018年3月3日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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