「ゴロウ・デラックス」継続決定! 稲垣吾郎が安定志向を吐露「自分はおとなしすぎるのかな」

テレビ・ラジオで取り上げられた本

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TBS「ゴロウ・デラックス」公式サイトより

 稲垣吾郎さん(44)が司会を務める読書バラエティー「ゴロウ・デラックス」(TBS系)に2日、女優で作家の岸惠子さん(85)が出演した。女優で作家としても活躍する岸さんの激動の人生に、稲垣さんが憧れをあらわした。

■恋愛が燃え盛っているところを描いた

 この日の課題図書は岸さんの最新小説『愛のかたち』(文藝春秋)。愛を求めさまよう5人の男女の物語2篇が収録されている。パリや京都を舞台に物語は展開し、ジャーナリストとしての経験やフランス社交界の様子も描かれ、岸さんの人生が反映された一冊となっている。

 表題作はパリで暮らす日本人駐在員とミステリアスな弁護士の恋愛模様を描いた一作。岸さんは2人の恋愛のはじまりを描いており、「最後もこの愛がどこへ行くかわからないという(終わり方)。愛は常に移ろうものでその断片、一番炎が燃え盛っているところを書きたかった。どうなったかは問題じゃない」と語る。それを受け稲垣さんも「この歳になると恋愛するってことはこういうことが必要なのかな。ただダラダラおつきあいするのではなく」と同意した。さらに主人公がプライベートセスナを操縦する男性と恋に落ちるシーンを朗読した稲垣さんは「いいな、憧れるな」と岸さんの描く華やかな恋愛の世界にうっとりした表情を見せていた。

■「真知子巻き」裏話

 番組では岸さんの劇的な人生が丁寧に振り返られた。

 岸さんは1951年に映画デビュー。1953年には映画「君の名は」が大ヒット。主人公の真知子を演じ、そのときのストールの巻き方は「真知子巻き」として広まり社会現象にもなった。番組ではこの巻き方は偶然生まれたものだという。夏の撮影中にもかかわらず雪が降ってきて、襟の開いた洋服を着ていた岸さんが「あんまりにも寒くって、自分の持っていた極細のスカーフを巻いたら流行っちゃったんです」と裏話を明かした。

 しかし人気絶頂の1957年、フランス人映画監督と電撃結婚した岸さんはパリに移住。夫のどのようなところに惹かれたのかと聞かれた岸さんは「全然映画人っぽくなかった。私を普通の女の子みたいに扱ってくれた。大海原のような人」と振り返りながら、「日本だけ見ているのはもったいない。世界中を見なさい」と言われたと移住した理由を語った。また岸さんの華麗なフランス生活を映した40年以上前のVTRを見た稲垣さんは「なにもかもが美しくて憧れてしまう。映画の世界ですよ」と感嘆の声をあげていた。

■チャンスの掴み方

 またオードリー・ヘプバーンやジャン・コクトー、三島由紀夫らとの交流、日本とパリの往復による夫とのすれ違いからの離婚など、貴重なエピソードが本人の口から明かされた。さらに岸さんは作家・ジャーナリストとして活動をはじめた理由にも言及していた。

 岸さんの華麗で劇的な人生に稲垣さんは「自分はおとなしすぎるのかな、興味あることでもなかなか一歩踏み出すのは難しい。石橋を叩いてちょっとずつでもいいのかなって思っちゃう」と自身の安定志向を吐露。それに対し岸さんは「人生の中にはパッと普通でないことが起こる。それに知らん顔をしていると平穏な昨日があり今日があり明日があり。パッと掴んじゃうと地獄に突き落とされるかもしれないけど、違う世界が見えてくる」とチャンスの掴み方を稲垣さんに指南していた。

■「ゴロウ・デラックス」継続決定

 2日に行われたTBSの4月期番組改編説明会で「ゴロウ・デラックス」が4月以降も継続することが明らかになった。編成部企画総括・石丸彰彦氏は「良質な番組だと思っておりますので、引き続き編成させていただきたい」とコメントした。

「ゴロウ・デラックス」はTBSにて毎週木曜日深夜0:58から放送中。次回の放送は3月8日「第158回芥川賞・直木賞受賞者が揃って登場SP!【前編】」。ゲストは第158回芥川賞を受賞した石井遊佳さんと若竹千佐子さん、直木賞を受賞した門井慶喜さん。公式サイトでは予告動画を配信中。
http://www.tbs.co.jp/goro-dx/

Book Bang編集部
2018年3月3日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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