太平洋戦争の凄惨な現実を描いた『日本軍兵士 アジア・太平洋戦争の現実』がランクイン

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 3月6日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『日本史の内幕 戦国女性の素顔から幕末・近代の謎まで』が獲得した。
 第2位は『不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか』。第3位は『孤独のすすめ 人生後半の生き方』となった。

 注目は4位に初ランクインした『日本軍兵士 アジア・太平洋戦争の現実』。310万人に及ぶ日本人犠牲者を出した太平洋戦争で、日本兵が置かれていた環境を総覧する一冊となっている。敗色濃厚となった1945年以降に注目し、食料や医療が不足する劣悪な環境におかれた下士官や下級将校、一兵士からみた日本軍の現実が描かれる。2位の『不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか』とともに、当時の日本軍の問題を浮き彫りにする名著と、昨年12月の発売以来話題になっている。現在6刷。

■新書 ノンフィクションランキング

1位『日本史の内幕 戦国女性の素顔から幕末・近代の謎まで』磯田道史[著](中央公論新社)

西郷隆盛の性格は、書状からみえる。豊臣秀頼の父親は本当に秀吉なのか。著者が原本を発見した龍馬の手紙の中身とは。司馬遼太郎と伝説の儒学者には奇縁があった――日本史にはたくさんの謎が潜んでいる。著者は全国各地で古文書を発見・解読し、真相へと分け入ってゆく。歴史の「本当の姿」は、古文書の中からしかみえてこない。小説や教科書ではわからない、日本史の面白さ、魅力がここにある!(中央公論新社ウェブサイトより)

2位『不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか』鴻上尚史[著](講談社)

太平洋戦争の末期に実施された“特別攻撃隊”。戦死を前提とする攻撃によって、若者たちが命を落としていった。だが、陸軍第一回の特攻から計9回の出撃をし、9回生還した特攻兵がいた。その特攻兵、佐々木友次氏は、戦後の日本を生き抜き2016年2月に亡くなった。鴻上尚史氏が生前の佐々木氏本人へインタビュー。飛行機がただ好きだった男が、なぜ、軍では絶対である上官の命令に背き、命の尊厳を守りぬけたのか。我々も同じ状況になったとき、佐々木氏と同じことができるだろうか。戦後72年。実は本質的には日本社会は変わっていないのではないか。本当に特攻は志願だったのか、そして、なぜあんなにも賛美されたのか。命を消費する日本型組織から、一人の人間として抜け出す強さの源に迫る。(講談社ウェブサイトより)

3位『孤独のすすめ 人生後半の生き方』五木寛之[著](中央公論新社)

元気な百歳老人、孫に囲まれる老後。本当にそれだけが幸せでしょうか?人生後半は十人十色。自分なりの豊かさを探す愉しみがあるはずです。人間は歳を重ね「成熟」し、「孤独」だからこそ豊かに生きられる。84歳の著者が体感し、実践する日々を豊かに楽しむ術。上手な人生の減速=シフトダウンのための必読書(中央公論新社ウェブサイトより)

4位『日本軍兵士 アジア・太平洋戦争の現実』吉田裕[著](中央公論新社)

5位『日本史のツボ』本郷和人[著](文藝春秋)

6位『中華思想を妄信する中国人と韓国人の悲劇』ケント・ギルバート[著](講談社)

7位『新・日本の階級社会』橋本健二[著](講談社)

8位『バッタを倒しにアフリカへ』前野ウルド浩太郎[著](光文社)

9位『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』河合雅司[著](講談社)

10位『百歳人生を生きるヒント』五木寛之[著](日本経済新聞出版社)

■新書 ノベルスランキング

1位『悲球伝』西尾維新[著](講談社)

2位『烈情 恋月の行方』岩本薫[著](リブレ)

3位『西から来た死体 錦川鉄道殺人事件』西村京太郎[著](中央公論新社)

4位『旭日、遥かなり(8)』横山信義[著](中央公論新社)

5位『僕のヒーローアカデミア(3) 雄英白書』堀越耕平[原作]誉司アンリ[小説](集英社)

6位『僕の恋人はいつか誰かのものになる』きたざわ尋子[著](幻冬舎コミックス発行/幻冬舎発売)

7位『天涯無限 アルスラーン戦記(16)』田中芳樹[著](光文社)

8位『アダムの献身 イヴの恍惚』篠崎一夜[著](幻冬舎コミックス発行/幻冬舎発売)

9位『ブラッククローバー 騎士団の書』ジョニー音田[小説]田畠裕基[原作](集英社)

10位『十二大戦対十二大戦』西尾維新[小説]中村光[画](集英社)

〈新書 ノンフィクション / 新書 ノベルス ランキング 3月6日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2018年3月10日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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