【手帖】知性派タレントが料理エッセーで私生活告白も

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麻木久仁子さん

 クイズ番組などテレビ、ラジオで活躍するタレント、麻木久仁子さん(55)が、料理レシピ&エッセー本『ゆらいだら、薬膳』(光文社・1400円+税)を出版した。

 「中医学」を基本に不調のもとになる身体バランスの崩れをニュートラルに戻すための食養生・薬膳。専門学校で学び、「国際薬膳師」の資格を得て、講座も開く麻木さんが、薬膳の魅力とレシピを紹介する。

 〈疲れたら…鶏と吉林人参(きつりんにんじん)のスープ〉〈若くありたい…黒ごま豆乳プリン〉など「日常の薬膳」、〈春…アサリとうど、菜の花の深川めし風〉〈夏…豚ときゅうり、菊花の炒めもの〉など「季節の薬膳」のほかお茶、朝おかゆ、土鍋料理のレシピを食欲そそる写真とともに掲載している。

 一方、エッセーでは、麻木さんが薬膳を始めたきっかけについてもつづっている。芸能活動や出産・子育ての奮闘、48歳で脳梗塞、50歳目前で初期の乳がんを患い、この間、〈私生活の問題で世間を騒がせ〉るなど〈身も心もボロボロだった〉日々…。眠れず、酒量が増え、〈その辺の床で行き倒れ〉ていたことも。

 こうしたなか、娘から「また一から出直せばいいじゃない」と励まされ、食生活の改善で出合ったのが薬膳だった。薬膳で学んだ〈「中庸」を大切にする世界観は、生きることすべてに通じる〉〈くよくよすることも少なくなり、なにごとにも腹が立たなくなりました〉とも記す。

 担当編集者の平井茜さんは「レシピだけでなく、麻木さんの私生活やパーソナリティーも入れることで、薬膳のよさがより伝わってきます」と話す。なるほど、本書掲載の麻木さんの写真もチャーミング。これも薬膳効果?(三保谷浩輝)

産経新聞
2018年3月18日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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