3月27日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、単行本 文芸書第1位は『おらおらでひとりいぐも』が獲得した。
第2位は『青くて痛くて脆い』。第3位は『魔力の胎動』となった。
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- 魔力の胎動 = Laplace's movement
- 価格:1,650円(税込)
3位の『魔力の胎動』は櫻井翔、広瀬すず、福士蒼汰ら主演で映画化され5月4日に公開される『ラプラスの魔女』(KADOKAWA)の前日譚だ。今作は『ラプラスの魔女』に登場した謎多き女・円華にスポットを当てた連作短編集。『ラプラスの魔女』で示される謎を補完する内容になっている。出版元のKADOKAWAの運営する文芸情報サイト「カドブン」によると、『魔力の胎動』、『ラプラスの魔女』はどちらから読んでも楽しめるとのこと。2月24日には『ラプラスの魔女』が文庫化され映画公開に向けて大いに盛り上がりをみせている。
1位『おらおらでひとりいぐも』若竹千佐子[著](河出書房新社)
結婚を3日後に控えた24歳の秋、東京オリンピックのファンファーレに押し出されるように、故郷を飛び出した桃子さん。身ひとつで上野駅に降り立ってから50年――住み込みのアルバイト、周造との出会いと結婚、二児の誕生と成長、そして夫の死。「この先一人でどやって暮らす。こまったぁどうすんべぇ」40年来住み慣れた都市近郊の新興住宅で、ひとり茶をすすり、ねずみの音に耳をすませるうちに、桃子さんの内から外から、声がジャズのセッションのように湧きあがる。捨てた故郷、疎遠になった息子と娘、そして亡き夫への愛。震えるような悲しみの果てに、桃子さんが辿り着いたものとは――(河出書房新社ウェブサイトより抜粋)
2位『青くて痛くて脆い』住野よる[著](KADOKAWA)
人に不用意に近づきすぎないことを信条にしていた大学1年の春、僕は秋好寿乃に出会った。空気の読めない発言を連発し、周囲から浮いていて、けれど誰よりも純粋だった彼女。秋好の理想と情熱に感化され、僕たちは二人で「モアイ」という秘密結社を結成した。それから3年。あのとき将来の夢を語り合った秋好はもういない。僕の心には、彼女がついた嘘が棘のように刺さっていた。「僕が、秋好が残した嘘を、本当に変える」それは僕にとって、世間への叛逆を意味していた――。青春の煌めきと残酷さを痛烈に描ききった、著者渾身の新境地!(KADOKAWAウェブサイトより)
3位『魔力の胎動』東野圭吾[著](KADOKAWA)
自然現象を見事に言い当てる、彼女の不思議な“力”はいったい何なのか――。彼女によって、悩める人たちが救われて行く……。東野圭吾が価値観を覆した衝撃のミステリ『ラプラスの魔女』の前日譚。(KADOKAWAウェブサイトより)
4位『異世界はスマートフォンとともに。(12)』冬原パトラ[著](ホビージャパン)
5位『ログ・ホライズン(11)クラスティ、タイクーン・ロード』橙乃ままれ[著](KADOKAWA)
6位『神達に拾われた男(3)』Roy[著](ホビージャパン)
7位『オリジン(上・下)』ダン・ブラウン[著]越前敏弥[訳](KADOKAWA)
8位『転生したらスライムだった件(12)』伏瀬[著](マイクロマガジン社)
9位『骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中(8)』秤猿鬼[著](オーバーラップ)
10位『デスマーチからはじまる異世界狂想曲(13)』愛七ひろ[著](KADOKAWA)
〈単行本 文芸書ランキング 3月27日トーハン調べ〉
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