ホリエモンが「自分のことだけ考える」と説くワケ 「利己的に生きろ」というわけではない

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 4月3日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『日本軍兵士 アジア・太平洋戦争の現実』が獲得した。
 第2位は『逃げる力』。第3位は『極上の孤独』となった。

 4以下で注目は10位にランクインした『自分のことだけ考える。 無駄なものにふりまわされないメンタル術』。堀江貴文さんの新刊だ。堀江さんはまえがきで「自分のことだけ考える」とは利己的に生きるという意味ではなく、《つまるところ、僕らは「自分のことだけ考えて」生きるしかないのだ。人は「自分のことだけ」に集中して、生きるしかないはずだ。(中略)自分が「正しい」と信じることを、やるしかない。(中略)この本であなたに伝えたいのは「他人や、ほかのことに言い訳をつくるな」ということだ。》と述べている。これまでも周りを気にせず自分のやりたいことに邁進すべきだと説いてきた堀江さんだが、その根底にあるのは誰もが人生を後悔しないように生きるべきだというあたたかい思いだ。

 2位にランクインした百田尚樹さんの『逃げる力』も本当に大切なものを守るために、目の前にある無駄な争いから逃げるべきだと説いている。SNSで歯に衣を着せず、頻繁に炎上しているかのように見える二人だが、後悔しない人生を送るために無駄な炎上など相手にせず、自分が正しいと思う道を突き進む、という点でも共通するところがあるようだ。ついつい他人同士の無駄な争いに注目して時間を浪費してしまう人にもお勧めの2冊だ。

■新書 ノンフィクションランキング

1位『日本軍兵士 アジア・太平洋戦争の現実』吉田裕[著](中央公論新社)

310万人に及ぶ日本人犠牲者を出した先の大戦。実はその9割が1944年以降と推算される。本書は「兵士の目線・立ち位置」から、特に敗色濃厚になった時期以降のアジア・太平洋戦争の実態を追う。異常に高い餓死率、30万人を超えた海没死、戦場での自殺と「処置」、特攻、体力が劣悪化した補充兵、靴に鮫皮まで使用した物資欠乏……。勇猛と語られる日本兵たちが、特異な軍事思想の下、凄惨な体験を強いられた現実を描く。(中央公論新社ウェブサイトより)

2位『逃げる力』百田尚樹[著](PHP研究所)

日本人は逃げる力が足りない! 「一番大事なもの以外は捨てても大丈夫」と説くベストセラー作家のシンプル思考が、ややこしい人生を楽にする。(PHP研究所ウェブサイトより)

3位『極上の孤独』下重暁子[著](幻冬舎)

現代では「孤独=悪」だというイメージが強く、たとえば孤独死は「憐れだ」「ああはなりたくない」と一方的に忌み嫌われる。しかし、それは少しおかしくないか。そもそも孤独でいるのは、まわりに自分を合わせるくらいなら一人でいるほうが何倍も愉しく充実しているからで、成熟した人間だけが到達できる境地でもある。「集団の中でほんとうの自分でいることは難しい」「孤独を味わえるのは選ばれし人」「孤独を知らない人に品はない」「素敵な人はみな孤独」等々、一人をこよなく愛する著者が、孤独の効用を語り尽くす。(幻冬舎ウェブサイトより)

4位『日本史の内幕 戦国女性の素顔から幕末・近代の謎まで』磯田道史[著](中央公論新社)

5位『中華思想を妄信する中国人と韓国人の悲劇』ケント・ギルバート[著](講談社)

6位『不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか』鴻上尚史[著](講談社)

7位『孤独のすすめ 人生後半の生き方』五木寛之[著](中央公論新社)

8位『日本史のツボ』本郷和人[著](文藝春秋)

9位『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』河合雅司[著](講談社)

10位『自分のことだけ考える。 無駄なものにふりまわされないメンタル術』堀江貴文[著](ポプラ社)

■新書 ノベルスランキング

1位『悲終伝』西尾維新[著](講談社)

2位『情熱のきざし』遠野春日[著](リブレ)

3位『獅子王の寵姫 第四王子と契約の恋』朝霞月子[著](幻冬舎コミックス発行/幻冬舎発売)

4位『十津川警部 日本遺産に消えた女』西村京太郎[著](徳間書店)

5位『十津川警部 九州観光列車の罠』西村京太郎[著](集英社)

6位『僕のヒーローアカデミア(3) 雄英白書』堀越耕平[原作]誉司アンリ[小説](集英社)

7位『黒曜に導かれて愛を見つけた男の話』六青みつみ[著](幻冬舎コミックス発行/幻冬舎発売)

8位『カデンツァ(6・7)~青の軌跡〈番外編〉~』久能千明[著](幻冬舎コミックス発行/幻冬舎発売)

9位『悲球伝』西尾維新[著](講談社)

10位『キマイラ(13)堕天使変』夢枕獏[著](朝日新聞出版)

〈新書 ノンフィクション / 新書 ノベルス ランキング 4月3日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2018年4月7日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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