【手帖】関西言葉の意味と用例を記録

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 千数百年間、政治と文化の中心だった近畿地方の言葉は〈一小地域の方言ではない〉。増井金典著『関西ことば辞典』(ミネルヴァ書房・4000円+税)は、関西の言葉こそ日本の歴史と文化を支えた“中央語”であり文化遺産である、という思いを込めて、その意味と用例を記録した労作。辞書的に使うのもいいが、パラパラ繰っても面白い。

 〈ほかす(動詞)捨てる。放下+ス、が語源か。例:ごみ、ホカシといて〉

 〈なおす(動詞)直す。きちんともとあった所に片付ける。この用法は西日本に広く分布。例:出した積木、おもちゃ箱にちゃんとナオシときや〉

 用例が楽しい。たとえば〈はぎれ(名詞)端切れ。布の端。小布。例:ハギレで、おじゃみ、作って〉。えーと、おじゃみのほうがわからへんねやが。

 〈わからへんねやが(熟語)分からないのだが。例:事情がワカレヘンネヤガ、教えてくれへんかな〉

産経新聞
2018年4月8日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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