原作者・林真理子が明かした「西郷どん」誕生の切っ掛けはあの歴史学者の一言

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 4月10日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『極上の孤独』が獲得した。
 第2位は『日本軍兵士 アジア・太平洋戦争の現実』。第3位は『逃げる力』となった。

 4位以下で注目は8位にランクインした『素顔の西郷隆盛』。NHKの大河ドラマ「西郷どん」で時代考証を務めた歴史学者の磯田道史さんの最新作だ。磯田さんは西郷の生い立ちから自決するまでの人生を追いながら、その意外な素顔を活写している。島津斉彬や篤姫や月照ら西郷の周囲の人物の人間像にも迫り、維新史を浮き彫りにする大作となっている。

「西郷どん」原作者の林真理子さんは週刊現代(2017年12月16日号)のインタビューで磯田さんから「『18年は維新から150年だから、きっと大河でも維新の話をやりますよ(中略)西郷さんを女性の目線で書いてみたら面白いのでは』とアドバイスを頂いたんです」と明かしている。「西郷どん」誕生のきっかけとなった磯田さんによる西郷論はドラマファンならば見逃せない一冊だろう。

■新書 ノンフィクションランキング

1位『極上の孤独』下重暁子[著](幻冬舎)

現代では「孤独=悪」だというイメージが強く、たとえば孤独死は「憐れだ」「ああはなりたくない」と一方的に忌み嫌われる。しかし、それは少しおかしくないか。そもそも孤独でいるのは、まわりに自分を合わせるくらいなら一人でいるほうが何倍も愉しく充実しているからで、成熟した人間だけが到達できる境地でもある。「集団の中でほんとうの自分でいることは難しい」「孤独を味わえるのは選ばれし人」「孤独を知らない人に品はない」「素敵な人はみな孤独」等々、一人をこよなく愛する著者が、孤独の効用を語り尽くす。(幻冬舎ウェブサイトより)

2位『日本軍兵士 アジア・太平洋戦争の現実』吉田裕[著](中央公論新社)

310万人に及ぶ日本人犠牲者を出した先の大戦。実はその9割が1944年以降と推算される。本書は「兵士の目線・立ち位置」から、特に敗色濃厚になった時期以降のアジア・太平洋戦争の実態を追う。異常に高い餓死率、30万人を超えた海没死、戦場での自殺と「処置」、特攻、体力が劣悪化した補充兵、靴に鮫皮まで使用した物資欠乏……。勇猛と語られる日本兵たちが、特異な軍事思想の下、凄惨な体験を強いられた現実を描く。(中央公論新社ウェブサイトより)

3位『逃げる力』百田尚樹[著](PHP研究所)

日本人は逃げる力が足りない! 「一番大事なもの以外は捨てても大丈夫」と説くベストセラー作家のシンプル思考が、ややこしい人生を楽にする。(PHP研究所ウェブサイトより)

4位『自分のことだけ考える。 無駄なものにふりまわされないメンタル術』堀江貴文[著](ポプラ社)

5位『日本史の内幕 戦国女性の素顔から幕末・近代の謎まで』磯田道史[著](中央公論新社)

6位『不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか』鴻上尚史[著](講談社)

7位『陰謀の日本中世史』呉座勇一[著](KADOKAWA)

8位『素顔の西郷隆盛』磯田道史[著](新潮社)

9位『孤独のすすめ 人生後半の生き方』五木寛之[著](中央公論新社)

10位『日本史のツボ』本郷和人[著](文藝春秋)

■新書 ノベルスランキング

1位『ONE PIECE novel A スペード海賊団結成篇(1)』尾田栄一郎[原作]ひなたしょう[著](集英社)

2位『悲終伝』西尾維新[著](講談社)

3位『十津川警部 九州観光列車の罠』西村京太郎[著](集英社)

4位『僕のヒーローアカデミア(3) 雄英白書』堀越耕平[原作]誉司アンリ[小説](集英社)

5位『情熱のきざし』遠野春日[著](リブレ)

6位『悲球伝』西尾維新[著](講談社)

7位『僕のヒーローアカデミア(1) 雄英白書』堀越耕平[原作]誉司アンリ[小説](集英社)

8位『十津川警部 日本遺産に消えた女』西村京太郎[著](徳間書店)

9位『僕のヒーローアカデミア(2) 雄英白書』堀越耕平[原作]誉司アンリ[小説](集英社)

10位『ハイキュー!! ショーセツバン!!(9)』古舘春一[原作]星希代子[著](集英社)

〈新書 ノンフィクション / 新書 ノベルス ランキング 4月10日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2018年4月14日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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