今福龍太と長野まゆみが宮沢賢治について語る なぜ賢治が改めて脚光を浴びているのか?

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宮沢賢治
宮沢賢治

 文化人類学者で批評家の今福龍太と作家の長野まゆみによるトークイベントが、2018年5月30日(水)に東京・神楽坂にあるキュレーションストア〈la kagu〉で開催される。

 イベントでは、「風の又三郎」「銀河鉄道の夜」「春と修羅」など数多の名作童話や詩を著した宮沢賢治をテーマに、月刊誌「新潮」で賢治作品を現代社会に対する批評的な“道徳教科書”として読み直す試みをしている今福龍太と賢治と同時代に活躍した文学者たちとの交流を描いた小説『銀河の通信所』を刊行している長野まゆみが語り合う。

 また、トーク終了後には今福龍太と長野まゆみの著書を対象にサイン会を行う予定だ。

トークイベント
■日程:2018年5月30日(水) 19時~
■場所:la kagu(ラカグ)2F レクチャースペースsoko
■料金:2,000円/1,800円(神楽坂ブック倶楽部会員限定)
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01jmjkz3uth8.html

今福龍太
1955年、東京生まれ。文化人類学者・批評家。奄美自由大学主宰。おもな著書に『書物変身譚』、『ジェロニモたちの方舟』、『ヘンリー・ソロー 野生の学舎』(読売文学賞受賞)、『ハーフ・ブリード』、『クレオール主義 パルティータI』『群島-世界論 パルティータII』『隠すことの叡智 パルティータIII』『ボーダー・クロニクルズ パルティータIV』『ないものがある世界 パルティータV』などがある。現在、「新潮」で「新しい宮沢賢治」を隔月連載中。

長野まゆみ
1959年、東京生まれ。作家。1988年、『少年アリス』で第25回文藝賞受賞。2015年、『冥途あり』で第43回泉鏡花文学賞、第68回野間文芸賞を受賞。『天体議会』『テレヴィジョン・シティ』『猫道楽』他、2008年刊行の『改造版 少年アリス』など、自ら挿画を手がけている著書多数。『カルトローレ』『左近の桜』『咲くや、この花』『さくら、うるわし』『チマチマ記』『兄と弟、あるいは書物と燃える石』『銀河の通信所』など。現在、「文藝」で「カムパネルラ版 銀河鉄道の夜」を短期集中連載中。

2018年4月21日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです
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