【話題の本】『[実践]小説教室』根本昌夫著

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 ■教え子が芥川賞で脚光

 〈本当に教師冥利(みょうり)につきるダブル受賞でした〉。序文で根本昌夫さんはそう振り返る。教え子だった石井遊佳さんと若竹千佐子さんが同時に第158回芥川賞を受賞したことで注目を集め、担当する小説講座には受講希望者が殺到中。いま“日本で一番受けたい”小説講座のノウハウが読める。

 小説とは何か、小説家になるには-という基本的なことに始まって、どうやって書けばいいのか、例文の添削を織り交ぜたりしながら〈読めばすぐに実践できる〉ように丁寧に解説。また〈「読むこと」と「書くこと」は同じ〉という著者の持論から、小説の読み解き方についてもたっぷり紙幅を割いている。

 じつはPHP新書から数年前に出ていた同名書籍の復刊。品切れで入手できなくなっていたので、河出書房新社がリバイバルを企画した。編集担当者の高木れい子さんによると「すごく面白いのに、手に入らなくなってしまっているのが残念で、根本さんにお願いしました」。3月下旬に初版8000部で刊行。「たくさん反響をいただいている」そうだ。

 小説を書きたいと思っていなくても、ものの見方や考え方を刺激される一冊。(河出書房新社・1500円+税)

 篠原知存

産経新聞
2018年4月14日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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