故・伊丹十三監督を記念した「伊丹十三賞」に第10回受賞者に歴史家の磯田道史さん

ニュース

1
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


左から順に『日本史の内幕 戦国女性の素顔から幕末・近代の謎まで』磯田道史[著](中央公論新社)、『素顔の西郷隆盛』磯田道史[著](新潮社)

 4月17日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『極上の孤独』が獲得した。
 第2位は『自分のことだけ考える。 無駄なものにふりまわされないメンタル術』。第3位は『日本史の内幕 戦国女性の素顔から幕末・近代の謎まで』となった。

 3位の『日本史の内幕』と7位の『素顔の西郷隆盛』はともに歴史家の磯田道史さんの著書だ。磯田さんは16日、1997年に亡くなった映画監督・文筆家の伊丹十三さんの遺業を記念した「伊丹十三賞」の第10回の受賞者に選ばれた。選考委員は受賞理由を《古文書を入り口に、本、新聞、テレビなどさまざまな媒体を通して、日本人の営みと歴史を問い直す情熱、知力、伝達力に。》と発表している。一見無味乾燥に感じられる歴史を、血の通った生活の積み重ねとして提示し、多くの読者を獲得する磯田さんの力量は、故・伊丹監督に匹敵するともいえるだろう。

■新書 ノンフィクションランキング

1位『極上の孤独』下重暁子[著](幻冬舎)

現代では「孤独=悪」だというイメージが強く、たとえば孤独死は「憐れだ」「ああはなりたくない」と一方的に忌み嫌われる。しかし、それは少しおかしくないか。そもそも孤独でいるのは、まわりに自分を合わせるくらいなら一人でいるほうが何倍も愉しく充実しているからで、成熟した人間だけが到達できる境地でもある。「集団の中でほんとうの自分でいることは難しい」「孤独を味わえるのは選ばれし人」「孤独を知らない人に品はない」「素敵な人はみな孤独」等々、一人をこよなく愛する著者が、孤独の効用を語り尽くす。(幻冬舎ウェブサイトより)

2位『自分のことだけ考える。 無駄なものにふりまわされないメンタル術』堀江貴文[著](ポプラ社)

勇気を与える、ホリエモン初のメンタル本。「思い込みを振り払え、炎上を恐れるな」。メンタルコントロールの極意49。(ポプラ社ウェブサイトより)

3位『日本史の内幕 戦国女性の素顔から幕末・近代の謎まで』磯田道史[著](中央公論新社)

西郷隆盛の性格は、書状からみえる。豊臣秀頼の父親は本当に秀吉なのか。著者が原本を発見した龍馬の手紙の中身とは。司馬遼太郎と伝説の儒学者には奇縁があった――日本史にはたくさんの謎が潜んでいる。著者は全国各地で古文書を発見・解読し、真相へと分け入ってゆく。歴史の「本当の姿」は、古文書の中からしかみえてこない。小説や教科書ではわからない、日本史の面白さ、魅力がここにある!(中央公論新社ウェブサイトより)

4位『逃げる力』百田尚樹[著](PHP研究所)

5位『陰謀の日本中世史』呉座勇一[著](KADOKAWA)

6位『日本軍兵士 アジア・太平洋戦争の現実』吉田裕[著](中央公論新社)

7位『素顔の西郷隆盛』磯田道史[著](新潮社)

8位『孤独のすすめ 人生後半の生き方』五木寛之[著](中央公論新社)

9位『日本史のツボ』本郷和人[著](文藝春秋)

10位『不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか』鴻上尚史[著](講談社)

■新書 ノベルスランキング

1位『ONE PIECE novel A スペード海賊団結成篇(1)』尾田栄一郎[原作]ひなたしょう[著](集英社)

2位『狐の婿取り 神様、契約するの巻』松幸かほ[著](笠倉出版社)

3位『悲終伝』西尾維新[著](講談社)

4位『新生・帝国海空軍(3)サンフランシスコ炎上!』原俊雄[著](電波社)

5位『戦艦大和航空隊 運命の開戦!』林譲治[著](経済界)

6位『僕のヒーローアカデミア(1) 雄英白書』堀越耕平[原作]誉司アンリ[小説](集英社)

7位『僕のヒーローアカデミア(3) 雄英白書』堀越耕平[原作]誉司アンリ[小説](集英社)

8位『十津川警部 日本遺産に消えた女』西村京太郎[著](徳間書店)

9位『運命の歌(ラブソング)純愛なるΩへ』秀香穂里[著](笠倉出版社)

10位『ONE PIECE novel 麦わらストーリーズ』大崎知仁[小説]尾田栄一郎[原作](集英社)

〈新書 ノンフィクション / 新書 ノベルス ランキング 4月17日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2018年4月21日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

  • このエントリーをはてなブックマークに追加