村上春樹が読者の質問に答える、と話題になった期間限定サイト〈村上さんのところ〉が文庫版で登場

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 村上春樹が期間限定サイトで読者の質問に回答した内容をまとめた『村上さんのところ』の文庫版が、27日(金)に新潮社から発売された。

『村上さんのところ』は、2015年に開設された期間限定サイト〈村上さんのところ〉で、村上春樹が3か月半にわたって読者の質問に回答した3765問の中から「名問答」をセレクトし、フジモトマサルのイラストマンガ約51点を加えて書籍化された一冊。なお、書籍発売時と同時に、ウェブサイト掲載時と同じ横組みスタイルで3716問の全回答を完全収録しているコンプリート版が電子書籍として配信されている。

 今回発売される文庫版は、書籍版と同様に“文章が書くのが苦手です”“同性婚は賛成?反対?”“セクシーランジェリーの正しい活用法”“神宮球場の建て替え計画”“なぜ人を殺してはいけないのか”など473通の質問に答えた内容が掲載されているほか、新たに文庫版のためのあとがきが追加されている。

 こうしたネットを通じ読者と交流する取り組みは、これまでに〈村上朝日堂〉〈海辺のカフカ〉〈村上モトクラシ〉などが行われており、〈村上さんのところ〉は9年ぶりに開設され、海外メディアでも報じられた。

 村上春樹は、1949年、京都市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。1979年に『風の歌を聴け』で群像新人文学賞を受賞しデビュー。1982年に『羊をめぐる冒険』で第4回野間文芸新人賞を、1985年に『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』で第21回谷崎潤一郎賞を受賞する。1987年には「100パーセントの恋愛小説」と銘うった『ノルウェイの森』がベストセラーとなる。主な長編小説に『国境の南、太陽の西』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『アフターダーク』『1Q84』などがある。そのほか『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』などの短編小説集、エッセイ集、紀行文、翻訳書など著書多数。海外での文学賞受賞も多く、2006年フランツ・カフカ賞、フランク・オコナー国際短編賞、2009年エルサレム賞、2011年カタルーニャ国際賞、2016年アンデルセン文学賞を受賞。

2018年4月28日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです
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