「小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙」が発表 第1位は『ざんねんないきもの事典』
文学賞・賞
-
- ざんねんないきもの事典
- 価格:990円(税込)
子供たちが選ぶ最強の本ベスト10を決定する「小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙」の結果が、5日に発表された。
全都道府県の小学生約13万人が投票に参加、その中で第1位に輝いたのは今泉忠明さんが監修した『おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典』(高橋書店)となった。
『ざんねんないきもの事典』は、紫外線をあびると光るサソリや敵におそわれると死んだふりをするオポッサムなど、ふしぎな生き物122種を紹介した一冊。2016年5月に刊行後、幅広い世代に読まれ児童書としては異例となる100万部を突破した人気シリーズだ。
このほか上位10冊には、『あるかしら書店』『りんごかもしれない』などヨシタケシンスケさんの本が4冊ランクインしたほか、30年以上前に出版され、宮沢りえ主演で映画化された青春小説『ぼくらの七日間戦争』が8位だった。
-
- ぼくらの七日間戦争
- 価格:924円(税込)
「小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙」は、児童書出版社として70周年を迎えたポプラ社主催の企画。2017年11月からスタートし、2,000軒を超える書店店頭、全国の小学校、公共図書館や小学生新聞、全国紙での広告、ポプラ社HPやTwitterなどを活用し、日本全国の小学生に投票を呼びかけ、以下のベスト10が決まった。
なお、表彰式は東京都荒川区立図書館で行われ、投票者の中から選ばれた小学生10名が自ら投票した本を発表し、作者(出版社)を表彰。お笑い芸人で作家としても活躍するピースの又吉直樹さんも登場した。
『小学生がえらぶ! “こどもの本”総選挙』ベスト10
1位 『おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典』今泉忠明[監修]高橋書店
2位 『あるかしら書店』ヨシタケシンスケ[著]ポプラ社
3位 『りんごかもしれない』ヨシタケシンスケ[著]ブロンズ新社
4位 『おもしろい! 進化のふしぎ 続ざんねんないきもの事典』今泉忠明[監修]高橋書店
5位 『おしりたんてい かいとう VS たんてい』トロル[著]ポプラ社
6位 『おしりたんてい いせきからのSOS』トロル[著]ポプラ社
7位 『このあとどうしちゃおう』ヨシタケシンスケ[著]ブロンズ新社
8位 『ぼくらの七日間戦争』宗田理[著]はしもとしん[絵]KADOKAWA
9位 『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』廣嶋玲子[作]jyajya[絵]偕成社
10位 『りゆうがあります』ヨシタケシンスケ[著]PHP研究所
そのほか、ポプラ社の公式サイトでは、「なんでもおもしろランキング」や「もっとくわしいベスト100」を公開している。
https://www.poplar.co.jp/company/kodomonohon/award/
関連ニュース
-
スサノオは「阪神ファン」? 歴女の杏さんが薦める古事記入門マンガ
[ニュース/テレビ・ラジオで取り上げられた本](コミック/日本史)
2017/05/02 -
2018年本屋大賞に辻村深月さん『かがみの孤城』 4度目のノミネートで初の大賞
[文学賞・賞](ミステリー・サスペンス・ハードボイルド/SF・ホラー・ファンタジー)
2018/04/10 -
「鬼滅の刃」ノベライズ第5弾がベストセラーランキングに登場 「コミックより安心」の声も[児童書ベストセラー]
[ニュース](絵本/読み物/図鑑・事典・年鑑)
2021/12/11 -
池上彰とパックンが選ぶ名演説15選 日本からは玉音放送と安倍元首相の「希望の同盟へ」を選出 新書『世界を動かした名演説』に注目[新書ベストセラー]
[ニュース](外交・国際関係)
2023/10/21 -
話題の本『答えのない道徳の問題 どう解く?』が公立小学校で道徳授業の教材に
[イベントレポート](哲学・思想/倫理学・道徳/教育学)
2018/08/01