村上春樹の短編小説「ハナレイ・ベイ」が吉田羊主演で映画化 「これ以上の幸せはありません」

映像化

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 村上春樹の短編小説「ハナレイ・ベイ」が映画化され、2018年10月19日に公開することが決定した。

 主演は多くの映画・ドラマに出演する女優・吉田羊(母親サチ役)。主要人物をGENERATIONS from EXILE TRIBEのメンバー佐野玲於(サチの息子役)、俳優の村上虹郎(サーファー役)が演じる。

 原作の「ハナレイ・ベイ」は、2005年に文芸誌「新潮」(4月号)に掲載され、同年9月に刊行された連作短編小説集『東京奇譚集』に収められた一編。ハワイのハナレイ・ベイで一人息子をサーフィン中の事故で亡くした母親サチが、息子の命日にハナレイ・ベイを訪れたある日、若いサーファーから“片脚の日本人サーファー”の存在を聞き、自らの人生を変える一歩を踏み出すことを決意する物語を描く。

 主演の吉田羊は、映画化に際して、「読書が苦手だった私が、初めて一気に読んだ本が『ノルウェイの森』でした。頁を手繰る手ももどかしかったあのムラカミハルキの作品世界にしかも映画で自分が生きられる、これ以上の幸せはありません」とコメントを寄せ、「監督と一緒に闘い作り上げた主人公サチは、もはや本の中の登場人物にとどまらず、ありありとした痛みを伴い実在する非常に生々しいヒロインになりました。恐らく、私がこれまで演じてきたどの役にもない生命力をサチは持っています。静謐ながら雄弁なカウアイ島の自然の中で「喪失」と向き合い、もがき苦しみながらも声をあげることすらままならない彼女の深い悲しみの先の、ふっと小さく生まれる救いのような希望のような何かを、日本そして世界中の皆様と共有したいと願っています」と主人公を演じた思いを語った。

 監督は「トイレのピエタ」で知られる松永大司。ハワイ・カウアイ島の神秘的なほどに美しい湾ハナレイ・ベイを舞台に、一筋の希望を探し求める女性の10年を描く。

 なお、YouTubeでは30秒の特報映像が公開されている。

2018年5月10日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです
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