「あやしい健康本」にメスを入れる 「科学的に証明された」食事本がランクイン[ビジネス書ベストセラー]

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 5月8日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、ビジネス書第1位は『大人の語彙力ノート 誰からも「できる!」と思われる』が獲得した。
 第2位は『10年後の仕事図鑑』。第3位は『頭に来てもアホとは戦うな! 人間関係を思い通りにし、最高のパフォーマンスを実現する方法』となった。

 4位以下で注目は9位に初登場の『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』。UCLAの助教授で医師でもある津川友介さんが著した一冊だ。信頼できるエビデンス(科学的根拠)に基づいて本当に健康に資する食べ物と危険な食物を具体的にあげている。さらに特定の病気に関わる内容についてはその道の専門医師・研究者にチェックをしてもらいながら書き上げたともいう。

 経済学者で慶応大学教授の坂井豊貴さんは同書を「根拠あるまともな本」と評し、「すべての書店の棚からあやしい健康本を取っ払って、本書に置き換えることを強く薦めたい。」と絶賛している。
https://www.bookbang.jp/review/article/552198

1位『大人の語彙力ノート 誰からも「できる!」と思われる』齋藤孝[著](SBクリエイティブ)

ベストセラー17万部突破の『語彙力こそが教養である』の著者・明治大学齋藤孝先生が、普段気になる「語彙力」を実践的に紹介(SBクリエイティブウェブサイトより)

2位『10年後の仕事図鑑』堀江貴文[著]落合陽一[著](SBクリエイティブ)

AI(人工知能)、仮想通貨、lLIFESHIFT、ホワイトカラーの終焉……。10年後どころから5年先すら予期できない今、今の仕事、会社、社会、キャリアはどうなるのか。今世界で最も注目される日本人研究者落合陽一氏と、圧倒的な行動力で時代の最先端を走り続ける堀江貴文氏が、お金、職業、仕事、会社、学校など、今考えられる新たな社会の姿を余すところなく語ります。(SBクリエイティブウェブサイトより)

3位『頭に来てもアホとは戦うな! 人間関係を思い通りにし、最高のパフォーマンスを実現する方法』田村耕太郎[著](朝日新聞出版)

社内の人間関係や争いにやきもきするのは、時間とエネルギーの無駄。人間の負の感情にとらわれず、淡々と成果を出す。それがグローバル人材の最低条件だ。人間関係に悩むすべてのサラリーマンにおくる画期的仕事論。(朝日新聞出版ウェブサイトより)

4位『AI vs.教科書が読めない子どもたち』新井紀子[著](東洋経済新報社)

5位『医者が教える食事術 最強の教科書 20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68』牧田善二[著](ダイヤモンド社)

6位『大富豪からの手紙』本田健[著](ダイヤモンド社)

7位『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』岸見一郎[著]古賀史健[著](ダイヤモンド社)

8位『働き方 完全無双』ひろゆき[著](大和書房)

9位『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』津川友介[著](東洋経済新報社)

10位『週40時間の自由をつくる 超時間術』DaiGo[著](実務教育出版)

〈単行本 ビジネス書ランキング 5月8日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2018年5月12日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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