稲垣吾郎、小説家デビューか? スゴ腕小説講師の添削指導に納得[ゴロウ・デラックス]

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TBS「ゴロウ・デラックス」公式サイトより

 稲垣吾郎さん(44)が司会を務める読書バラエティー「ゴロウ・デラックス」(TBS系)に11日、小説講師の根本昌夫さんが出演した。稲垣さんのオリジナル小説を根本さんが添削した。

■教え子が芥川賞をダブル受賞!

 この日の課題図書は大人気小説講師根本昌夫さんによる『[実践]小説教室』(河出書房新社)。根本さんは以前は出版社で編集者として活躍し、吉本ばななさんや島田雅彦さんら、そうそうたる作家を育ててきた。また文芸誌「野生時代」(KADOKAWA)や「海燕」(ベネッセコーポレーション)の編集長も務めてきた。現在は小説講座の講師を務め、今年1月には教え子である若竹千佐子さんと石井遊佳さんが第158回芥川賞をダブル受賞した。それ以来根本さんの講座には受講希望者が殺到しているという。

■人気小説講師の講座内容とは

 根本さんは教え子が芥川賞をダブル受賞したことについて、「若竹さんは100%取れると思っていた。石井さんとダブル受賞も10%から30%ある」と考えていたという。また稲垣さんに具体的な指導方法を問われ、若竹さんの『おらおらでひとりいぐも』(河出書房新社)を例にあげながら、構成についてアドバイスしていたことを明かした。

 根本さんは現在12もの講座を開いているという。番組ではその講座に潜入し、授業の内容に迫った。根本さんの講座では生徒が自由に小説を書き、お互いに作品を読み合い、批評し合う「合評」と呼ばれるスタイルだ。生徒同士が厳しく批評しあうことで切磋琢磨してゆくという。根本さんは「読者の数だけ読み方が異なり、様々の読み方に耐えられるのが良い作品」だと解説した。

■大事な「書き出し」添削に納得

 根本さんは優れた小説のポイントとして、「書き出し」を挙げ、島田雅彦さんや荻野アンナさんの作品を実例に良い書き出しを解説した。そしてメインイベントとして、稲垣さんと番組アシスタントの外山惠理アナが考えた小説の書き出し添削が行われた。

 稲垣さんと外山アナは事前にラブストーリーとミステリ、2本のオリジナル小説のプロット(あらすじ)を考えてきており、根本さんの前で書き出し部分を執筆した。稲垣さんのラブストーリーは《「美しいダイヤモンドだって気づかぬうちに汚れてしまってるものなんだよ」》とのセリフからの書き出しで、一緒にネックレスを洗うカップルの様子を描いた。根本さんは稲垣さんの文章を細かく添削しながら、「男性と女性の齟齬があって、これからそういう物語が展開していくんじゃないか(と想像が出来)、とても良い書き出しです」と褒めた。稲垣さんは根本さんの的確な指摘に「こんなにダメ出しがあるって恥ずかしいけど嬉しいね」と喜びをあらわしていた。

 稲垣さんのミステリは《なだらかな曲線を描く額の麓にある漆黒の瞳は、先端までメリハリのある横顔の印象の中に静かに存在している。》と美しい女性の描写からはじまった。稲垣さんのこだわりが詰まった文章だったが、根本さんは説明過多な部分を削り、「書き手って不安なんだよね、伝わらないかと思って、重ねちゃうんだけど、却って伝わらなくなるの、拡散しちゃうの」とアドバイスしていた。

■稲垣吾郎、小説家デビューか?

 番組冒頭には稲垣さんのブログを読んでいるという外山アナが「小説家デビュー狙ってません?」と稲垣さんに鋭くツッコむ一幕があった。ツッコまれた稲垣さんは目を見開いて固まり、問には答えず番組のオープニングテーマが流れ出した。真相は有耶無耶にしたかたちだが、本編で披露された谷崎潤一郎を想起させる文章も相まって、稲垣さんの小説家デビューに期待のもてるやりとりだった。

「ゴロウ・デラックス」はTBSにて毎週木曜日深夜0:58から放送中。次回の放送は5月17日。ゲストは女優の梶芽衣子さん。課題図書は『真実』(文藝春秋)。公式サイトでは予告動画を配信中。
http://www.tbs.co.jp/goro-dx/

Book Bang編集部
2018年5月12日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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