朝日新聞にて連載中の小説「国宝」が、2018年9月7日(金)に吉田修一の作家生活20周年および朝日新聞出版10周年を記念した作品として刊行される。
「国宝」は、任侠の一門に生まれながらも、この世ならざる美貌を持った役者・立花喜久雄を主人公にした連載小説。歌舞伎役者として歩むことになった立花は、血族との深い絆と軋み、スキャンダルと栄光、幾重もの信頼と裏切りを経験しながら、役者への道を極めていく。舞台、映画、テレビと芸能界の転換期を駆け抜け、数多の歓喜と絶望を享受しながら、その頂点に登りつめた先に、何が見えるのか?
吉田修一は、1968年長崎県生まれ。1997年に「最後の息子」で文學界新人賞を受賞し作家デビュー。2002年に『パレード』で山本周五郎賞、同年『パーク・ライフ』で芥川賞を受賞。2007年に『悪人』で毎日出版文化賞と大佛次郎賞を、2010年に『横道世之介』で柴田錬三郎賞を受賞する。著書に『女たちは二度遊ぶ』『森は知っている』『橋を渡る』などがる。
-
2018年5月22日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです
関連ニュース
-
第9回日本歴史時代作家協会賞が決定 坂上泉さん、馳月基矢さん、木下昌輝さんなどが受賞
[文学賞・賞](歴史・時代小説)
2020/07/31 -
書評家たちが絶句する芥川賞受賞作『むらさきのスカートの女』とは[文芸書ベストセラー]
[ニュース](日本の小説・詩集)
2019/08/10 -
「トレード手法のかなりギリギリの話まで」230億稼いだ男が投資哲学を公開[ビジネス書ベストセラー]
[ニュース](一般・投資読み物/ビジネス実用)
2019/01/12 -
就活解禁で「業界研究本」がランクイン 今から研究でも大丈夫?[ビジネス書ベストセラー]
[ニュース](自伝・伝記/就職・転職/ビジネス実用/経済学・経済事情/社会学)
2018/03/03 -
テレビで話題『「のび太」という生きかた』に再注目[ビジネス書ベストセラー]
[ニュース](自己啓発/ビジネス実用/経済学・経済事情/倫理学・道徳/マネジメント・人材管理)
2018/10/20