一流シェフが“美味しさ”を探してたどり着いたアマゾンの味 稲垣吾郎も絶賛[ゴロウ・デラックス]

テレビ・ラジオで取り上げられた本

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TBS「ゴロウ・デラックス」公式サイトより

 稲垣吾郎さん(44)が司会を務める読書バラエティー「ゴロウ・デラックス」(TBS系)に25日、注目の料理人・太田哲雄さんが出演した。一流シェフが感銘を受けたアマゾンの美食を稲垣さんが堪能した。

■一流シェフがたどり着いた“美味しさ”

 この日の課題図書は太田さんの著書『アマゾンの料理人 世界一の“美味しい”を探して僕が行き着いた場所』(講談社)。数々の名店で修業を積んだ太田さんが世界最大の熱帯雨林アマゾンでみつけた“美味しさ”の本質を説いた笑いと感動のエッセイ集だ。

 太田さんは高校卒業後、イタリア、ミラノの一つ星レストラン「ラ・フェルマータ」や「エル・ブジ」など数々の星付きレストランで修業を積み、ミラノの大富豪マダムのプライベートシェフなども務めてきた。経歴を聞いた稲垣さんは「ミラノの大富豪マダムになりたい」と羨んだ。

■アマゾンで変わった価値観

 その後太田さんは美味しさを探して「アマゾンに通うようになって価値観が大きく変わった」という。そこで見た人々の力強さに感銘を受け「料理人が主役になるような料理を作るのではなく、料理を通じて人と人、人と社会の関係を築いていきたいのだ」との気づきを得たことを同書で述べている。稲垣さんは「ここに全て詰まってますよね。この本のメッセージ、太田さんの生き方、料理に対する思い」と解説した。

 アマゾンには冷蔵庫もガスも水道も電気もなく、「その日取れたものを食べるしかない」という。その状況で初めて食べたのが70年を生きたカメ・マタマタのスープだった。すっぽんよりも味わい深いというそのスープを飲んだとき「70年生きたパワーが自分の中に入ってきて、体がびっくりしちゃった。スープを食べながら体が湯気を出すような感じ」と振り返る。稲垣さんは「自分より年上の生き物を食べることってないじゃん」とその衝撃を想像し、共感をあらわした。

■食の大切な部分に気付かされた

 また太田さんはアマゾンで取れたはちみつやカピバラの味を紹介し、「アマゾンで取れるフルーツや野菜、魚、お肉は私たちが想像しているものと全然違う味わいがします。ピュア」と語る。そして現地の人々から教わった狩りを通じて、「命のやり取りを大切にする」「食の大切な部分も気づかせてくれる」と料理人としての価値観が変わった体験を語った。

 番組後半では料理番組風セットが設けられ、太田さんの料理教室が開催された。南米ペルーの伝統料理セビーチェ(魚介のマリネ)や鳥と唐辛子のペルー風シチューを稲垣さんが教わった。試食した稲垣さんは「大胆なんだけど美しい」「美味しい! 和食っぽさもある」と絶賛。最後に今後やっていきたいことを聞かれた太田さんは「きちんとペルー料理を伝えていきたい」「カカオを日本の多くの人たちに知っていただきたい」と抱負を語った。

「ゴロウ・デラックス」はTBSにて毎週木曜日深夜0:58から放送中。次回の放送は5月31日。ゲストは春風亭一之輔さん。課題図書は『いちのすけのまくら』(朝日新聞出版)公式サイトでは予告動画を配信中。
http://www.tbs.co.jp/goro-dx/

Book Bang編集部
2018年5月26日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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