『漫画 君たちはどう生きるか』がAmazonランキング大賞に 漫画家として崖っぷちだったと著者明かす

文学賞・賞

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 Amazonランキング大賞 2018(上半期)が1日に発表され、和書総合1位に漫画家・羽賀翔一さんの『漫画 君たちはどう生きるか』(マガジンハウス)となった。

『漫画 君たちはどう生きるか』は、1937年に出版された吉野源三郎さんの名著を羽賀翔一さんのイラストによって漫画化した一冊。主人公のコペル君と叔父さんが、勇気、いじめ、貧困、格差など昔も今も変わらない人生のテーマに真摯に向き合う。原作の『君たちはどう生きるか』(岩波書店)は総合で5位にランクイン、趣味・実用・自己啓発部門では1位となっている。

 羽賀さんから寄せられたコメントでは、「こうして沢山の人の手に取っていただいていることが幸せだなとも思います」と喜びを表したほか、『君たちはどう生きるか』の漫画化を依頼されたときは漫画家として崖っぷちだったこと、そして1年で描き上げる約束のはずが、2年もかかってしまったことが明かされた。

 そのほか、文学・評論部門は、お笑い芸人カラテカの矢部太郎さんが87歳の大家さんとの交流を描き、第22回手塚治虫文化賞短編賞を受賞した『大家さんと僕』(新潮社)が1位となった。2位は若竹千佐子さん『おらおらでひとりいぐも』(河出書房新社)、3位は佐藤愛子さん『九十歳。何がめでたい』(小学館)となった。

 コミック部門は諫山創さんの『進撃の巨人(24巻)』(集英社)が、昨年に続いて1位となった。2位はあずまきよひこさん『よつばと!(14)』(KADOKAWA)、3位が尾田栄一郎さん『ONE PIECE(88)』(集英社)がランクインした。

 電子書籍部門は、今年もコミック作品が上位を占める結果となった。1位はコミック部門でトップを飾った諫山創さんの『進撃の巨人』、続いて2位に原泰久さんの『キングダム』(集英社)、3位に野田サトルさんの『ゴールデンカムイ』(集英社)。そのほか、『幼女戦記』『ゆるキャン△』『転生したらスライムだった件』などがランクイン。コミック作品以外では、ビジネス・経済部門で1位となっている佐藤航陽さん『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』(幻冬舎)が唯一上位にランクインしている。

 他部門については、暮らし・健康・子育て部門で佐久間健一さん『モデルが秘密にしたがる体幹リセットダイエット』(サンマーク出版)、エンターテインメント部門で長濱ねるさん『長濱ねる1st写真集 ここから』が1位となっている。

 同ランキングは2017年11月13日~2018年4月30日の期間における、Amazonでの販売データ等をもとに集計した。本やKindle本のほかミュージック、DVD・ブルーレイ、家電、食品、ドラッグストア商品、シューズ&バッグなどのカテゴリー別も発表している。
http://www.amazon.co.jp/awards

Book Bang編集部
2018年6月4日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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