西尾維新「物語シリーズ」第24作『宵物語』が初登場1位

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 6月19日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、単行本 文芸書第1位は『宵物語』が獲得した。
 第2位は『かがみの孤城』。第3位は『万引き家族』となった。

 1位となった『宵物語』は西尾維新さんの物語シリーズ第24作目。シリーズの主人公・阿良々木暦の大学生時代を描いている。大人と子どもの中間である大学生にふさわしく、怪異と出会い奮闘しつつ成長する姿が描かれる。これまでの物語シリーズのなかではミステリー色が強まった今シーズンは、西尾さんにミステリー作品を期待するファンからも評価が高い。物語シリーズの人気キャラクターに加え、新キャラクターも登場し、続刊への期待が高まる内容になっている。

1位『宵物語』西尾維新[著](講談社)

阿良々木暦の大学生編!(モンスターシーズン)怪異×ミステリー! ”まだ探偵ごっこを続ける気かい?” 直江津高校の後輩の日傘星雨がもたらした、小学生女児誘拐事件の『噂』。大学一年生になった阿良々木暦は、八九寺真宵、忍野忍、斧乃木余接とともに調査をはじめるが……! これぞ現代の怪異! 怪異! 怪異! 『宵』闇に、光射すのが青春だ。(講談社ウェブサイトより)

2位『かがみの孤城』辻村深月[著](ポプラ社)

あなたを、助けたい。学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。(ポプラ社ウェブサイトより)

3位『万引き家族』是枝裕和[著](宝島社)

とある住宅街。柴田治と息子の祥太は、スーパーや駄菓子店で日々万引きをして生計をたてていた。 ある日、治はゆりという少女が家から閉め出されているのを見かねて連れて帰ってくる。 驚く妻の信代だったが、少女の家庭事情を案じ、 一緒に「家族」として暮らすことに。 年金で細々と生きる祖母の初枝、JK見学店で働く信代の妹・亜紀。 6人家族として幸せに暮らしていたが、ある出来事を境に、彼らの抱える 「秘密」が明らかになっていく―――。(宝島社ウェブサイトより)

4位『未来』湊かなえ[著](双葉社)

5位『最強の鑑定士って誰のこと?(4)満腹ごはんで異世界生活』港瀬つかさ[著](KADOKAWA)

6位『コーヒーが冷めないうちに』川口俊和[著](サンマーク出版)

7位『父は英雄、母は精霊、娘の私は転生者。(2)』松浦[著](KADOKAWA)

8位『異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。(5)』向日葵[著](双葉社)

9位『あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続』宮部みゆき[著](KADOKAWA)

10位『青くて痛くて脆い』住野よる[著](KADOKAWA)

〈単行本 文芸書ランキング 6月19日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2018年6月23日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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